32話災いの種のこと~鎌倉殿の13人を見たくそデカ感情を吐き出したい~
引き続き、地獄ウォッチング後のくそデカ感情こと鎌デカ感情を吐き出していきます。
32話災いの種です。
基本ネタバレなので、見てない人は見てからお願いします。
本編中続く雷と雨、驚くほどのしぬどんどん。
頼家が切なかったですね。誰も本当のことを言ってくれない。
しかもそれで素直に騙されるほど、馬鹿じゃないことはテレビの前の武衛達はみんな知っている。
しかも一幡様が生きていたのに、さらに死ぬという愚管抄ベースの地獄展開。
さらにその上で善児に人の心が灯る地獄展開。
小四郎がマジ魔王になっちゃったよ、とみんなが嘆いているのですが、
おいらが思うに、小四郎はいまだ「運営担当者」のままだと思うんですよね。
運営担当者として最大のイレギュラー、試合のちゃぶ台返しが起こってしまった。
しかしながら、ルール上においては頼家はもはや鎌倉殿では無く、実際奇跡的に息を吹き返した彼の命令を実行する者はおらず。
進みゆく試合の続行に対しては、頼家も一幡ももはや存在していてはいけない。
存在していれば試合、つまり鎌倉幕府体制が崩壊してしまうのです。
まさしく、頼家が息を吹き返す前に戻す、それが非情ながら運営担当としての結論だったのかな、と思うのです。
というかね、もはや頼家が生きていたことが地獄なのです。先週の地獄の上塗りのまさしく「超」地獄なわけです。
むしろ頼家があのまま亡くなっていれば、生きていた一幡を再度始末しなおす必要もなかったかもしれない。
まさしく、生きていてしまったものは仕方ない、で、それこそ九州にでも預けて、という選択肢だってあったかもしれません。
頼家、一幡両者の生存は、千幡将軍下の鎌倉幕府体制にとって最悪の事態だったわけです。
とはいえ、です。
あまりといえば、あまり。
この地獄の執行者となった小四郎は、共犯者(パートナー)である姫の前(比奈)が去り、共犯者(パートナー)である姉政子から信用できない、といわれ。
なんて孤独。
とはいえ、政子にとっても共犯者は小四郎しかいないわけで。
だから、頼家説得に自ら赴いたのではないのかと思うのですよね。
そして来週はさらなる地獄の上塗り、頼家暗殺が来ちゃうんですね…。
来週もまた(地獄を)見て下さいねー。って三谷さんに言われてる気分ですね。
まぁ、来週もみます。