【第4回〜その時の私〜】なぜ、"堅いこと"を学ぶのか。
人間誰しも人からの見られ方は多様である。それと同じくらい、過去の自身の積み重ねが現在に与える影響は計り知れない。
そのような前提をもとに、過去下書きに入れていて掲載しなかった文章をあげていく。
そんなシリーズ第4回目の文章は2017年11月27日に書いた文章である。
なぜ、アカデミックな分野に興味があるのかを自身の言葉でまとめたものである。
過去の私が教えてくれることがあるかもしれない。
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常に人間は何かを学んで生きている。何もかしこまったものでもなく、それはそれは小さなことから常に学んでは忘れ生きている。
私は今、百貨店に限らず、新たな商業施設を作りたい。街を作りたい、暮らしを創造したいと考えている。
その手法として、ソフト面ではなく、空間、ハードという部分で携わっていきたい。
今は小売業として、販売業務や消化仕入れマネジメント(http://www.obenet.jp/acctopics/shouka.htm)に携わているので、これからの売れるモノ、これからの流行るコト、これからの時代に行きたいと思われるハコについて考えている。
その中で、今一番自分がウチに必要だと感じているのは、店舗のIoT化、取引先と協力してICタグを導入するとか、お客さまの動線分析をハード面から入れて、トラフィックを分析とかを用いて、POSデータの狭間で見えなくなっていた部分だったり、ICタグの分析を用いて、POSだけでは見えなかったどの店舗のこの位置にある商品が稼働しているといった部分だったりがデータとして蓄積され、正確な需要予測や問題点の分析ができるようになってくるのではないか。
その部分について、今後もAIやテクノロジーを全般に知識を取り入れていくつもりだ。
しかし、それはごくごく当然のことだ。これからの技術に対する感度は、小売業だけではなくビジネスマンとして最も必要なAbilityである。
その感度/好奇心だけでは足りないのだ。流動する技術、ソフトやハードに対してのテクニカルな部分を学んでも、流動するものとして血肉化されないのではないか。そういった懸念が生じる。故に私は、今だからこそ、歴史、社会科学と言った学問を学びたいと思っている。歴史を知れば、文脈が分かる。社会を記述している読み解く言葉を知れば、今の消費社会も読み解け得る。自身のうちにしっかり地固めをし、体力をつけ、今現場で起こっていることを読み解き、また今後の技術的な展望から、現場でどんな価値創造をしていけばいいのかと考えることができるのだ。
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