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噺家の手ぬぐい 古今亭佑輔

佑輔手ぬぐい、やっと紹介できますヨぉ〜!!
志ん輔師匠門下に移り、手ぬぐいを作って、今度ちょうだいねェ〜」「わかりましたぁ〜」という会話からずいぶん経った昨年の秋。「すいません、遅くなりましたぁ〜」「ありがとねェ」と受け取り、新真打や新二ツ目、そして手ぬぐい大賞があってなかなか紹介できませんでした。ごめんなさいねェ〜。とても良い手ぬぐいです。

以前のモノは一面柄の派手な手ぬぐいでしたが、今度のはコチラ

至ってシンプル。かつ、カッコ良い♥
とてもステキだよぉ〜🤣

兄弟子の伝輔クン同様に平野甲賀さんのフォントを大胆に使って『古今亭佑輔』。中央ではなく微妙な配置も素晴らしい。

「平野さんの奥様と師匠が親しくされておりフォントを使わせていただきました。柄は師匠が決めてくださり、折りたたんだ時に名前が柄のように見えるようにしてくださったそうです。元々は師匠が選んでくださった青と黄色でしたが、無くなってしまったので自分で選んだ二色です。同じ染料がなく、以前と同じ色には出来なかったので、好きな色を選びました」

畳むとこんな感じで、文字っぽくない使いやすい柄になる。う〜ン、良い。畳紙も平野甲賀さん。志ん輔師匠がデザインしてくれたンだって。💮💮💮💮💮💮

「師匠が選んでくださったことが何より嬉しいです。名前が大きく書いてある手ぬぐいですから、自分の名前を沢山の人に覚えてもらえるように一生懸命頑張ります」…謙虚🤣

手ぬぐいは長尺。
手ぬぐいの長さは一本の反物を何本の手ぬぐいに裁断するかで決まります。たいがいの噺家(玉の輔も)は11本。佑輔手ぬぐいは志ん輔師匠同様に9本取りなので長いのです。…もちろん少しお値段は張りますが。

佑輔手ぬぐい、手ぬぐい大賞候補ですねェ〜。

【平野甲賀】
1938〜2021年
日本のブックデザイナー。装幀家。



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