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『オジサンの描き方』 感想

概要

編者:スタジオ・ハードデラックス
イラストレーター:百舌まめも、篁ふみ、ミムラ、メグル、ワイ

初版発行:2014年
デジタル版発行:2014年
発行者:清田 順稔
発行所:株式会社 廣済堂出版
印刷・製本:株式会社 廣済堂

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発行者による作品情報

よく見かける中年サラリーマンから素敵なナイスミドルまで、貴女の胸がときめくオジサン73人

キレイな男の子は描けるけど、カッコイイオジサンが描けない……。そんな女子の悩みに応えるマンガ技法書。各体系のオジサンの描き方はもちろん、乙女ゲーム系・武将系など、ジャンル別のオジサンカタログも収録した、資料性バツグンの一冊。

第1章 基礎編
第2章 仕事・趣味編
第3章 夢のロマンスグレー編
第4章 乙女ゲーム編
第5章 ファンタジー・SF・歴史編
第6章 映画・海外ドラマ編

Apple Books|スタジオ・ハードデラックス『オジサンの描き方』

感想

#オジ描きたまらん
(元ネタは「#源田たまらん」です)

 はい、そうです。「キレイな男の子は描けるけど、カッコイイオジサンが描けない」まさにその人です。どうしても"ちょっと老けメイクした若手ジャ○ーズ"みたくなります。
 自創作(今のところ設定作り込み中)は学園ものですが、登場人物の家族も考えているので必然的にオジサンも描けるようになりたいわけです。そういう事情から購入しました。

 「第1章 基礎編」でオジサンの基本的な顔や体の描き方を学び、第2章以降では様々なキャラクター・シチュエーションの作例を見ていく、という構成になっています。
 第1章の描き方講座を見ていても、アゴの感じや筋肉のつき方(衰え方?)など年齢を感じさせるポイントは想像以上に多く存在することがわかり、非常に参考になりました。

 「オジサン」と聞いて想像する出で立ちや、オジ萌えの方々がオジサンのどこが好きかという部分が人によってバラバラなためか、本作に登場するオジサンは多種多様。ルックスひとつとっても、エリートサラリーマン(35頁)やおしゃれな祖父(64頁)のようなストレートにかっこいい方もいれば、おもちゃ屋の主人(65頁)、パパ(125頁)のようなお世辞抜きに"優しそう""貫禄がにじみ出ている"という方もいる。中にはスケベじじい(68頁)のような曲者も。だがそれがいい。
 個人的にはバーのマスター(80頁)が一番好きなタイプです。木村○哉さんのような「("年相応"よりは若く見えつつも)年齢を重ねたことによる渋み」と「筋や軸のようなものが真っ直ぐ通ってそうなかっこよさ」をより強く感じました。

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