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『どうする家康』 第1回「どうする桶狭間」 感想

概要

放送局:NHK 総合テレビ、NHK BSプレミアム、NHK BS4K
放送日時:2023年1月8日(日曜日) 18時00分~19時00分(BSプレミアム、BS4K)
     2023年1月8日(日曜日) 20時00分~21時00分(総合テレビ)

脚本:古沢 良太
音楽:稲本 響
語り:寺島 しのぶ

番組公式サイト リンク

感想

 柔らかな色合いの映像と穏やかな音楽で始まるオープニング。前作『鎌倉殿の13人』とは対照的な印象でした。
 かと思えば、合戦のシーンはかなり泥臭い印象でしたが。リアルというか、"生命のぶつかり合い"を感じられるので、好きな部類の描き方です。

 今川義元が聡明で思いやりのある主君だったり、"桶狭間の戦い"で織田軍が攻め手扱いされていたり、大河ドラマを毎作見ているわけではない身としては新鮮な描かれ方が多かったです。

 「(一般的な解釈と比べて)異色・新鮮」というなら、なんと言っても松平元康(のちの徳川家康)の人物像。某メガネ小学生くん並のヘタレダメ人間…に見せかけて、三河国の有様を見せられて(そこから逃げ出さず)悩んだり、今川氏真の面目を保つためにわざと弱いふりをしていたり、王道を進もうとする大器の片鱗はさりげなく見せてくれました(もっとも、後者は義元から「相手への侮辱にあたる。二度とするな!」と叱責されましたが。そりゃそうだ)。
 それでも、急場では逃げ出してしまうあたりやはりヘタレ…。
 これは「どうする家康」と問いかけたくもなる。

 そして、次回は桶狭間での勢いそのままに襲い来る織田信長の登場です。知ってのとおり、信長と家康はかつて領主の息子と人質という間柄。その人となりを知っているだけに戦慄する家康。まさに「どうする家康」という状況です。このどうしようもない(けど素質はある)元康がどのようにしてあの"神の君"徳川家康になるのか、楽しみです。
 岡田准一くん演じる信長の威圧感が画面越しでも伝わるくらい凄い…。

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