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『大病院占拠』 第3話「大交渉」 感想

概要

放送局:日本テレビ系列
放送日時:2023年1月28日(土曜日) 22時00分~22時54分

チーフプロデューサー:田中 宏史
プロデューサー:尾上 貴洋
演出:大谷 太郎、茂山 佳則 (AX-ON)、西山 了(AX-ON)
脚本:福田 哲平、蓼内 健太
音楽:ゲイリー芦屋
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ

番組公式サイト リンク

感想

 緑鬼、橙鬼、茶鬼の正体が明らかになりました。このうち警察によって暴かれたのは緑鬼だけですが。
 緑鬼の歩き方、クラブでの違法薬物パーリー、亡くなったはずの周防あかりの入館記録、そして鬼の目的。これらから土佐の罪と緑鬼の正体を突き止めた武蔵は流石と言えます。
 ただ、(人質の"社会的な死"か"生命的な死"かの二者択一を迫られているとはいえ)今のところ鬼の思惑通りです。因幡が妨害電波を切ったから、次回から反撃が始まる…と思っていいんですよね?

 一方、人質側にも動きが。人質の一人で外科部長の佐渡稔が、看護師・安芸しおりが持つ持病の薬を独断で廃棄。
 「薬を取りに行かせるよう仕向け、隙をついて麻酔薬を打ち込む」。相手が訓練を積んだ武装集団ということを加味せずとも、随分とハイリスクローリターンな策だなと思いますが。そもそも医者ともあろう者がその不確実な策のために人の命を危険に晒していいのか?
 土佐先生の罪からも、この病院自体が何か「生命倫理に対する罪」を犯したのかな、と推測しています(ベタなところで言えば"患者を使った人体実験"や"医療ミスの隠蔽")。

 女性の解放について。鬼なりのジョークのつもり…でしょうか。
 「女性の解放("人質の"とは言っていない)」というのは、暴論にも程がありませんかね?『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のこの回なみに暴れ野郎です。病院ジャックという大事を働いたからこの程度はなんともないってか。

 今のところは余談ですが、登場人物の苗字って日本の旧国名が元になっていますね?武蔵(今の東京都・埼玉県・神奈川県北部)、土佐(今の高知県)、周防(今の山口県東部)など。
 苗字の割り振り方に法則性は見いだせなかったのですが、意味があっての事でしょうか…?
 (例えば警察・人質側が"武蔵、駿河、水戸"などで鬼側が"土佐、薩摩、長州"などなら、「明治維新に準えた割り振りなんだな」とわかるのですが。教えて日本史に詳しい人🙏)

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