『どうする家康』 第12話「氏真」 感想
概要
放送局:NHK 総合テレビ、NHK BSプレミアム、NHK BS4K
放送日時:2023年3月26日(日曜日) 18時00分~18時45分(BSP、BS4K)
2023年3月26日(日曜日) 20時00分~20時45分(総合)
脚本:古沢 良太
音楽:稲本 響
語り:寺島 しのぶ
番組公式サイト リンク
感想
今回は、今川氏真と徳川家康、そして今川義元との間での悲しいすれ違いが主軸になっています。
家康(当時は竹千代)の今川を慕う気持ちも、義元の氏真・竹千代両方を愛する気持ちも間違いなく本物。ただ、色々と誤解が重なったために氏真には曲解されてしまったという話でした。
義元が糸(氏真の妻)に言った「才がない者でも、修練を積めば天賦の才を超える」という言葉は、月並みですが名言だなと思いました。そのうえで、天賦の才に恵まれた家康と努力を重ねた氏真が力を合わせれば今川はさらに栄える。義元の目にはそこまで見えていたのでしょう。だからこそ、「お前(氏真)に天賦の才はない(が努力している姿は見ている)。」という言葉にしろその真意にしろもっと伝え方があったんじゃないかなとも思うのですが…。
糸からかつての言葉の真意を伝えられた氏真は、ようやく闇堕ちから解放。家康と戦う理由もなくなったため、今川家の同盟相手である北条家にかくまってもらいました。
さて、一方でそれにより武田信玄を怒らせてしまった家康。戦国史上最大の危機を家康はどう切り抜けるか。
次回はお預けっぽいですが、個人的には信玄が物語に絡む「三方ヶ原の戦い」をどう描くかが楽しみです。