2020/10/12 産業医クイズ#2
久しぶりに産業医クイズの続きを書いていきたいと思います。
主に○X形式で少しやってみたいと思います。
Q6.産業医はいざという時、事業主に対して勧告をすることができる
Q7.産業医は衛生委員会の議長になることが定められている
Q8.産業医は従業員の許可なく健康診断の結果を見ることはできない
Q9.産業医は必要があれば、従業員の就業を制限することができる
Q10.産業医はどこに生息しているの?
さて、今回はいかがでしょうか。
自信はありますでしょうか。
Q6.産業医はいざという時、事業主に対して勧告をすることができる
→ ○
俗に勧告権と呼ばれますが、以前から産業医には勧告権があったものの
『産業医の権限強化』に伴って、再度脚光を浴びています。
普通は助言・指導から始まりますから、勧告を行う時はよっぽどの時
でしょう
Q7.産業医は衛生委員会の議長になることが定められている
→ X
議長は、総括安全衛生管理者や総務部長などが努めます。
臨床的に医師がリーダーシップを取る形ではなく、
組織的にポジションの有る方に議長を務めて頂くことになっています。
Q8.産業医は従業員の許可なく健康診断の結果を見ることはできない
→ X
見てください。
そろそろ秋ですし、健康診断の結果が返ってくる頃ですが、
産業医の重要な仕事の1つに「従業員全員の健康診断結果の確認」が
あります。
見るだけではなく、必要な事後措置を行うことが重要です。
Q9.産業医は必要があれば、従業員の就業を制限することができる
→ X
運転免許的な意地悪問題ですが、正確にはXです。
産業医は就業を制限する「意見を述べる」にとどまります。
就業を制限するのは事業主・人事総務の役割ですね。
Q10.産業医はどこに生息しているの?
→ よく聞かれます。
きっと、「いるのは分かるけど、良い産業医はどこにいるの?」という
意味なのだと思います。
難しいですよね。条件をつけたほうが見つけやすいと思うのです。
「アクセス・クオリティ・コスト」はトレードオフだと言われますから
どれを優先して、どれを犠牲にするか、決めて頂けると、
相談した時に良い先生をご紹介して頂けるのではないでしょうか。
さて、今回はいかがでしたでしょうか。
Q10は書いていて誰向けか分からなくなりましたが、
大事なことだと思ったので、そのままにしておきます。
次回もお楽しみに(アイキャッチ)