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2020/10/7 調停いろはかるた#1

今回は、日本調停協会連合会が出した調停読本から調停いろはかるたを引用しながら見ていきましょう。
先日、調停と産業医実務は似ているのでは?という話をしましたが、
調停のいろはかるたを見ていきながら、産業医実務にあてはまるとどうなるか、解釈を加えながら見ていきたいと思います。

今回は「い〜と」です。

い:いろいろの もめごとはまず 調停へ
ろ:論よりは 義理と人情の 話し合い
は:話し合い 相手に五分の 利を譲り
に:人情の 機微に触れつつ 手際よく
ほ:本訴より 手がるで安い 話し合い
へ:平和なる 家庭にもどす 家事調停
と:説く前に 心ゆくまで 聴いててやり

い:いろいろの もめごとはまず 調停へ
→ 色々困ったら、とりあえず産業医に相談に来たらどうでしょうか?

ろ:論よりは 義理と人情の 話し合い
→ 法律とか判例とかあるけれど、まずは当事者同士で腹を割って話し合いましたか?

は:話し合い 相手に五分の 利を譲り
→ 正論だけではいけません。相手の言い分にも耳を貸しましょう

に:人情の 機微に触れつつ 手際よく
→ これはあまり補足することがありませんね。

ほ:本訴より 手がるで安い 話し合い
→ 産業医に意見書を出してもらうことを目的とする面談を行う前に、
  一度まずは話し合いをしてみませんか?

へ:平和なる 家庭にもどす 家事調停
→ 休職中の方は職場復帰面談を経て職場に帰りましょう。

と:説く前に 心ゆくまで 聴いててやり
→ 産業医が意見を言う前に、まず皆の意見に耳を傾けましょう

普通に「産業医いろはかるた」があればいいのでしょうけど、
まだそういうものはないようですので、故きを温めて新しきを知ることとしましょう。

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