好かれるオーナーと嫌われるオーナーの3つの違い
大手リラクゼーションサロンで84店舗をサポートした実績を持つ私だから伝えられること。今回は、「好かれるオーナーと嫌われるオーナー」の違いを紹介します。
1、〇〇な話だけはしないで!メール返信の時に気をつけたいこと
スタッフからの日報や店長やリーダーからメールを送られてきたい時、好かれるオーナーは、絶対にネガティブな話はしません。
例えば、「なんで〇〇しなかったの?」とか、「〇〇ができていないね」とか。オーナーとしては、ここを直せばもっと良くなるという指導のつもりで送っているのだと思うのだけど、これはむしろ逆効果。メールでは、そのニュアンスが伝わらないので、こういう内容は直接伝えた方が良いです!
私が出会った、スタッフからも好かれているオーナーは、このような話をメールではしていませんでした。返信内容は、いつもポジティブなことでした。
・今日は〇〇ができていたね!ナイス!
・〇〇があって大変だったね、お疲れ様!対応ありがとう!
・他に困っていることはない?いつもありがとう!
など。見てくれているんだな、気にかけてくれているんだな、と思うような内容を送ってくれていました!
そもそも、日報などに返信をしないという場合は、まずはそこから初めてみると良いかもしれません。
メールを返信する時は、ポジティブな内容を…
2、ここだけは押さえておきたい!スタッフと関わるときに大切にしたい、たった1つのこと
これは、オーナーに限らずだと思いますが…他のスタッフと比較することだけは、絶対にして欲しくありません。
・〇〇さんはこうだった
・〇〇さんの方が…
・〇〇さんはこれだけできる
このようなワードはNG。特に悩み相談などをされたりしている時に、第三者の名前を出すことは絶対に✖️。人と比べられることって、あまり良い気分にはなりません。
たとえ、相手から第三者の名前が出たとしても、「あなたはどう思う?あなたの気持ちは?」などと言って、その人の気持ちを大切にしてあげられるような会話をすることが良いと思います。
振り返ると、みんなから好かれているオーナーは、スタッフとの話をよく聞いてくれて、そのための時間をちゃんと作ってくれていました。そして、他人と比べず、その人の気持ちをちゃんと聞いてくれていたように思います。スタッフは、そんなオーナーのもとで働きたいと思うのですよね。
人と比べず、目の前のスタッフを大切にする
3、スタッフを育成したい時に絶対にやってはいけないこと
早く成長して一人前になってほしい!オーナーであれば、そう願うのは当然のこと。こんな時、好かれるオーナーは何をやっていたかな、と振り返ると……何もしていなかったように思います。
これだとちょっと言葉が足りないかもしれませんね。
もう少し言葉を足すと、ただ待っていたのだと思います。
オーナーやリーダー、教育係などが焦って、そのスタッフを早く一人前に育てようとすると、「あれやって、これやって」「これがまだできていないね」など、できていないところにフォーカスして、マイナスなことばかり伝えていることになります。それって、スタッフからしたら、すごくストレスです。なぜなら、できていないことは、自分が一番よく分かっているから。そのスタッフだって、早く成長したい、早く一人前になりたいって思っているはず。実況中継のように、できていないことを言われたら、うんざりしてしまいます。私は、好かれるオーナーを見ていて、「ただ、見守っていることも大切なんだ」と学びました。そして、本当に困った時やピンチの時はすぐに対応してくれる。この見極めがスゴイ!と感じさせてもらいました。
スタッフの成長を見守る