見出し画像

俳句、自選自解008(モズノニエ)

鉛筆の先尖るべしもずにえ

つねたまじめ


茄子の支柱にしていた小竹が、畑に残されたままである。片付けに向かうと、晩秋のバッタが早贄にしてあった。

尖らせておかねばならない。
鉛筆も、感受性も。

金柑の木で、モズが高鳴きしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?