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休みじゃないけどごはん0408(インスタントラーメン考)

ひとりで食べるにはいいのです、片手鍋で適当にやれば。
ところが、家族から「昼は、袋麺でいいよ」てなことを言われると、
「やれやれ、家族分のインスタントラーメンをおいしく作るには、それなりのスキルが必要なんだ…子よ…」
と、腕まくりをすることになります。


麺の袋と、スープの素の袋は、全てハサミで開けておく。「どちらからでも開けられます」的な文言とギザギザを信じてはいけません。
この手間を惜しむと、麺を投入する際にあせって、細かい麺が床にパラパラこぼれたり、力加減を間違えて粉末スープをまき散らしたり、ハードモードでのチャレンジとなります。


具は、できるだけあとのせできるものにする。ゆで玉子とか、ねぎとか、わかめとか、ゆでたほうれん草とか。もちろんあればチャーシューとかメンマとかコーンとか。
もやしは、ざるに入れて熱湯をかけ、しょう油か鶏がらスープの素で味付けしておくとよい。
白菜やキャベツが入れたければ、ごま油と鶏がらスープの素などで炒めておくことをオススメします。
麺とともに野菜を茹でると、味が決まりにくい、よそう時に「ぼたたっ」とこぼす、均一に分けられない、など、都度危機管理シミュレーション能力の高さが問われます。


麺を大鍋で茹でる。お湯の量は、袋の裏を無視して適当で構いません。で、2分半で止める。
麺には一切触らないこと。彼らは一人前の塊を維持したまま茹でられ、私たちはそれらを一人前ずつ優しくすくうことになります。
これによって、茹で上がった麺を「分ける」という行程がなくなります。


粉末スープは、ラーメン鉢に開けて、ケトルのお湯で完成させておく。
メンが上がってくる前に、各鉢に既にスープが出来上がっているわけです。そこに湯切りした一食分ずつのメンを入れるだけ。
これにより、スープを分けることが不要になり、味もぴたりと決まります。なお、麺をゆでたお湯でないためか、スープが驚くほどクリアな味であることも付け加えておきます。


ゆで玉子とネギ(チャルメラ)
もやしとかつおぶし(ワンタンメン)
チャーシュー(サッポロ一番塩らーめん)

…てことで、
インスタントラーメンは一人で作って一人で食べるものだと思います。

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