四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.20「避けない」
三宅健くんのファンをやってて、懐かしいなあと思うのは、24年前の京都でのステージだ。
京都駅ビルが1997年に新しくなった。この時、ビル内に劇場も一緒に作られた。今の「京都劇場」の前身だ。京都駅にあるので、ものすごくアクセスが便利。
ただ、駅ビルの中だからか、当時はやたら観客席が少なかった。そこで当時のジャニーズの主力グループやメンバーが順々に公演をしていくというすごいステージが「KYO TO KYO」と題されて催された。
ウィキペディア見てると、V6については、年上3人のトニセン(20th Century)、年下3人のカミセン(Coming Century)のユニットで出たと記載がある。
いやいやしかし、三宅健くんや森田剛くんたちは、ソロでもKYO TO KYOのステージに立った。
当時はV6でデビューして2年目で、激しい人気で、おまけに劇場の箱が小さいから、チケット取りは激戦だったが、なんとか運良く健くんソロのチケットが取れた。
そこで観に行ったのだが、健くんソロで歌って踊って衣装替えもして、ファンにとってはこれ以上ない恍惚のステージだった。
そんな中でも印象に残っているのは、MCのこと。当時の健くんは、ソロでのMCに相当プレッシャーを感じていたのか、原稿を紙に書いてきて、それを持ってステージに上がって読んでくれた。
双眼鏡で見た隣席の知人が言うには、健くんの直筆の字で、紙は本人自身が用意したもので間違いないとのことだった。
確かこの時は双眼鏡の持ち込みOKで、この時の席が2階の壁側だったので、健くんが手にして読んでいる紙を上から見下ろすように見えたのである
(私は双眼鏡の操作が下手なので使えないが、至近距離で見える広さでも双眼鏡を使うのはファンあるあるである)。
健くんは、立って、時にはしゃがみながら、一生懸命MCをやっていた。目一杯頑張っていることがわかった。健くんはファンに喜んでもらうことが好きだから、MCを避けるのではなく、精一杯をやったと思う。
私はすごく楽しかった。
私の記憶では、健くんが紙に書いて読んだMCはそれっきりである。
その後はその時々の言葉でMCをやっている。V6のコンサートでイノッチが話を振っても独特のとぼけた間であざとい返しをしたりして、ずっとこちらを楽しませてくれている。
タレントさんって、出来上がっているイメージだったけど、健くんのファンをやってて、避けないで色々と挑戦し続けていることを見せてもらうことができて、それがこちらにも諦めない気持ちとして伝わり、色々と元気をもらい続けている。