年齢バラバラでもフラットな関係のV6

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.59】


年齢やキャリアが離れても、フラットに話せて一緒に行動できる関係ってすごく楽しいだろう。
でも部活だと1学年の差がすごく大きいし、会社ではそもそもフラットな関係が難しい。ただの仲良し関係ではなく、結果を出しながら、でもフラットな関係ってどれだけ世の中にあるのだろうか。


V6のメンバー間には最大10歳の年齢差がある。メンバーが事務所に入った時期も結構バラバラだ。
そんな6人だが、V6の代表的なバラエティ番組「学校へ行こう!」で、たまに6人旅の企画をやってくれた(ファンには6人の素が見れるのですごく楽しみの企画だった)。

九州周るとか、そんな旅の移動で、何時間も車の運転させられるのは最年長のリーダー坂本昌行くんだ。毎回恒例である。車の中はカメラで撮影してるのに、他のメンバーはぐっすり寝たり、自由だ。

かといって、坂本くんがないがしろにされているわけではない。
かつての2001年のコンサートは、坂本くんの誕生日(7月24日)から始まったが、MCでは誕生日が過ぎても毎回坂本くんのお誕生日を祝ってあげていた。


四半世紀ファンをやっている自分の目から見ても、こうやってメンバーの関係はずっとフラットだ。


このフラットな関係はなんでだろと思っていたが、昔の雑誌を読んでいると、笑顔をテーマにしたV6へのインタビュー記事があった。
メンバーでの話を聞かれ、みな真っ先に、よく笑うのはイノッチこと井ノ原快彦くんだと挙げていた。
リーダーの坂本昌行くんも、イノッチを 笑いの発信地 と表現していた。

コンサートのMCでも、イノッチがまわして盛り上げてくれる。一瞬間があっても、イノッチが絶妙に埋めてくれる。


改めてだが、いつも笑ってムードを作ってくれるイノッチがいるのといないのとでは、メンバーのフラット感が違っただろう


V6がデビューする際、坂本くんは、「井ノ原、やってくれないか」と頼んだことがある。
イノッチがリーダーをやることはなかったが、ただ、もしイノッチがリーダーまでやっていたら、相当な負担だったかもしれない。


また、坂本くんがイノッチに頼んだことがあるということは、坂本くんもリーダーの地位がほしかったわけではない。
そして、坂本くんとしては、リーダーになった以上は、デビューの頃は芸能界に入ったばかりの岡田くんに色々と教えたりしていたから、その地位の責任は果たした。
でも、今は各メンバーも育って、誰かに何かを教えるということもなくなったようだ。坂本くんなりに自分のペースでグループの中にいる感じである。


フラットな関係を作るのに、メンバーそれぞれがそれを良しとするキャラクターを持っていただろうが、いつも笑顔でグループの潤滑油となるイノッチの存在がとても大きく、リーダー坂本くんとうまく役割分担ができていたのだと思う。


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