三宅健くんのもれもれ愛情
【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.33】
ファンをやっていると、そのタレントさんについて、自然と、テレビに見える情報をつないで、見えないところも自然と透かして見てしまおうとする。
日常の家族や友達だとそれなりに見える情報は多いが、タレントさんの表に見える情報はなかなかに少ない。非日常の人付き合い(といってもこっちからの一方的な)が他になくておもしろい。
私がV6で一番好きなメンバーの三宅健くんは、人間が大好きで、たまにその愛の表現に歯止めが効かない。
その愛情は多すぎて本人から漏(も)れ漏れで、人間だけでなく、何かを育てるというものにも向けられている。
デビューして数年、健くんはワンちゃんを家族に迎え入れた。
「ブルー」って名付けた。
写真集の中で、まだ子犬のブルーを抱いている健くんが本当に嬉しそうだった。テレビで見せる笑顔も彼の本当に笑顔だと思うが、それとはまた違った笑顔がものすごくよかった。
ブルーは、大型犬のラブラドールレトリバーだ。
大型犬は小型犬と比べて力も強く、散歩でも育てるには気合がいる(私の知り合いに犬好きの方がいて、昔の話だが、ワンちゃんに力負けするので田舎道を原チャリに乗って散歩してた)。
ブルーにちょっと遅れて、一緒に小型犬のヨークシャテリアも育ててた。
名前は「J」(ジェイ)、何だか事務所愛を感じる名前で健くんらしい。
健くんは、インタビューとかでは、ブルーとJを育ててる様子を事細かには話さなかった。でも、時折見える様子から、一緒に落ち着いた生活を送ってるんだろうなあとなんとなく透けて見えていた。
健くんは、おっきいブルーも、ちっちゃいJも、立派に育てて家族として愛し、寿命で見送った。
健くんは、大事にしていたブルーとJが死んじゃって本当に辛くかったようで、生き物を育てるのではなく、サボテンを育てだした。
たくさんのサボテンをおうちに、そしてV6メンバー全員の名前をつけて。
ちょっと、サボテンにメンバーの名前をつけるなんて、健くんのメンバー愛が見えすぎじゃん。
サボテンにメンバーの名前を付けていると聞いた時は、可愛いとかもあったが、ほっとした部分が大きかった。よかった、健くんは家に帰ってもメンバーに癒やされてる。
サボテン話は見え見えだったけど、ブルーとJとの話は正直もっともっと聞きたかった。でも、健くんが愛情深い生活を送ってたのは透けて見えてた気がしてますよ。