大切にしてる言葉×「今を生きる」×昆布
『今を生きる』
by函館市尾札部町 昆布加工者 Tさん
―Tさんは函館のコンブ加工会社の社長女子なんですね!
「今を生きる」が今の気持ち、とのこと。どんな「今」なんですか?
「はい。今はワクワクしながら仕事をする!」
ことを始めようとしています。それは昆布ファンを広めるために昆布漁や、昆布干し、昆布の種付けなどの体験会です。ここ函館南茅部地区はすごい土地なんですよ。海が綺麗、海のものが美味しい、山も温泉もあって春夏秋冬1年中楽しめる。この地域で色々な体験をしてもらいたい、昆布のことをもっと知ってもらいたいって考えています!」
―昆布漁?面白そう!
今はワクワク、ってことは、前はそんなに楽しめなかったのかしら?
「上手くいかなかったことや失敗は、なんでもっと〇〇しなかったんだろう」
とか過去の自分に反省ばかり。
将来についても老いや、子供たちの成長にかかるお金の不安を考えちゃう。過去や未来のことばっかり考えていつも心は上の空。目の前のことを楽しむことができてない。そういう思考回路の癖があります。。。」
「ハワイで昆布を販売したこともあるんですよ。遊べる時間もあったんですけど全然テンション低いままなんです。過去や未来や人のことばかり心配して。もっと自分も楽しめばいいのに、それだけ心の余裕がない。楽しめるようにしていきたいなと思って。」
―気持ちが変化するきっかけが何かあったのかな?
「知り合いの社長が仕事を楽しい、幸せ」
と言ってるのを聞いて。
えー!!何が楽しいの?!とすごい不思議でした。自分は苦しさしかない。
もっと楽しんで仕事をしたい、と思うようになりました」
―ゼロから会社を立ち上げて、だんだん会社も大きくされて。
いつもキラキラでニコニコしてるように見えました。
「苦しいですよ( ; ; )」
仕事はやらされてる感がある。計画立てたからには達成しなきゃ。達成したら来期は1.5倍にする、とか。現状維持とか下げるってことは経営者として一切しない。でもなかなか計画通りにはいかない。思うように売れていかないな、どうしよう(汗)とか。そういう「やらなきゃいけない」に縛られている。」
―「やらなければならない」というのがキーワードみたいですね?
「そう。使命感。子供産むのも使命感でした」
人間として哺乳類として、生命を繋ぐ、命の使命感、壮大な話だけど(笑)
命って続いていくでしょう。それで産むなら多めに、みたいな。元気な子を産んでその子たちも次に生命を繋ぐ、みたいな。そう言う使命感」
―4姉妹産んで、そこの使命は果たしましたね。お見事。
―今後はTさんの使命感とワクワクで昆布と尾札部町を盛り上げてほしいです!
「昆布には可能性がいっぱいです!」
カーボンニュートラルって知ってます?昆布って二酸化炭素を吸着してくれるんですよ。クラウドファンディングとかで資金集めて、昆布の可能性を広げていきたいです。既存事業の継続と新事業の課題など山積みですが、楽しみながら進めていけたらと思います。」
―クラファンのお礼の品にマイ昆布とかもらえるとすごい嬉しいです!
「そうだね!!考えているとワクワクする。今を楽しく生きれそう!」
―昆布と共に「今を生きる」
使命感の強いTさんなら和食文化の源、昆布をきっと未来に繋いでもらえるね!
以上、函館市尾札部町 昆布加工者 Tさんからのお言葉でした!