リーダーの仕事は2つしかない

あなたは、「リーダーの仕事は?」と聞かれたら、何と答えますか?私は、リーダーの仕事は2つしかないと思っています。一つは、『与えられた役割に対して結果を出すこと』。もう一つは、『部下を育てること』。この二つしかないと思っています。『部下の成長を通して結果を出すこと』と一つにまとめることもできますが、私は、あえて二つに分ける意味があると思っています。

なぜかというと、リーダーは、そもそもの経済が全体的に上向きだったり、会社にいい商品やサービスがあったり、業界特需があったり、売上の上がるいいお客様のいる部署だったり、今後成長性のある部門を任されたりなど、本来のリーダーの力量とは違う部分でたまたま結果がでてしまう場合があります。

その、たまたまでた結果が評価されてしまう、周り方見たら??????な誤解を招くような間違った評価が部下の不満を生み、組織崩壊のもとを作っていくことになりかねないのです。

もちろん、リーダーはどんな形にしても結果を出すことは大切です。しかし、「その結果がなぜ出たのか?どうやって生み出されたものなのか?」という中身が大切なのです。

特殊要因でたまたま結果をだせてしまったときにそれだけで評価されることがないようその補完要因として大切な指標が、「部下が成長したかどうか」ということなのです。ある意味、この部分は、いいリーダーであるかどうかを測る指標としては、嘘の付けない部分ではないでしょうか。

商品戦略、顧客戦略、営業戦略、価格戦略、人材戦略(適材適所、評価制度、他)など、他のすべての要因は、『与えられた役割に対して結果を出す』『部下を育てる』の二つの仕事をするための手段であって、目的ではありません。

人の育成は、決して結果を出すための手段ではなく、結果と同じ大切な目的なのです。だから、リーダーの仕事として、この二つを分ける意味があるのです。

あなたは、与えられた役割に対して結果を出していますか?部下を育成できていますか?この二つができて初めて、真のリーダーと言えるのです。


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