頭に来たときに怒りを抑えるとっておきのスキル
コロナ禍で、
1)5,6月期DVの相談件数が、前年同月比でそれぞれ約1.6倍
2)離婚相談の件数は前年の同時期よりも3割増し、電話相談だと5割増
など、イライラしたり、怒りっぽくなった方が多いと聞いています。
DVや離婚まではいかないにしても、いろいろなデータから見ると、些細なことでイライラする人が増えたことは間違いないようですね。
あなたも、拳を突き上げそうになるくらい頭に来たことがあるのではないでしょうか。
その行為を生み出すのが「怒り」という感情です。
この感情の扱い方をどうするかで人間の次の行動が決まってしまいます。
もちろん私も生身の人間なので、怒りたくなるときもあります。
その時に、自分の感情をコントロールするために、自分に言い聞かせていることがあります。
それは、『盗人にも5分の利を認めよ』という言葉です。
どんな悪人でも、その行動を生んだ原因が必ずある、その人なりの理由がある、というふうに考えてあげるということです。
ですから私は、どんなに怒りに満ちたときでも、必ず相手に発する魔法の言葉を持っています。
それは、『きっと、彼(彼女)なりに、何か理由があるのではないか?』と、自分に問いかけるのです。
そうすると、
「自分と話す前に何かあったのかな?」
「自分がさっき話したことに何か原因があるのかな?」
「最近忙しかったから少しイライラしているのかな?」
など、相手を思いやる気持ちが持てるようにもなります。
それでもわからないときは、「それをした何か理由はあるの?」と必ず相手の言い分を聞くようにしています。
本当の意味での悪人でない限り、善良な周囲の妻・子供・同僚・友人・部下など、何か行為を起こすには、必ず理由があります。
その理由をちゃんと聞いてあげようとする姿勢が大切なのです。
例えば、逆の立場に立ってみてください。
一方的に怒りという感情の暴力をぶつけられるのと、「何か理由はあるの?」と自分の言い分をちゃんと聞いてくれようとする人と、あなたは、どっちに信頼を寄せ、親しみを寄せるでしょうか。
頭に来たからその感情をすぐに相手にぶつけるのは、大人としての感情のコントロールがまだできていないと私は思います。
単純な怒りの吐き出しは、後に影響したり、周りにも悪影響を及ぼします。
そこで、怒りを抑え込む魔法の言葉『きっと、彼(彼女)なりに、何か理由があるのではないか?』を思い出して、相手に問いかけてみてください。
効果抜群!
感情的に怒らなくて済むようになりますよ。
たまに、理由を聞いたら更に怒りが倍増したこともありますけどね(笑)
怒りっぽい人は、
「今月はめったなことでイライラしない」
「今日は怒らない!」
などを目標の一つに入れてみてはいかがでしょうか.
(追伸)
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