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平安時代に創業した会社は何を考えているのか?

■世界全体で100年以上続く企業の約半数は日本企業

日本は長寿企業が多い。

100年以上の企業数の話になると、いつの時代も1位である。

日経BPコンサルティング社が2022年に調査した結果によると、その数は37,085社。

世界全体では74,037社あるようなので、約半数が日本企業ということになる。

しかも1000年以上、つまり平安時代以前から続く企業は世界に12社あるが、そのうち9社が日本企業というので驚きだ。

こうした企業は古くは世界恐慌、リーマンショック、新型コロナウイルスにも負けず事業を継続している。

そこで今回、「1000年以上続く企業の共通点」と題して、それぞれの企業が何をして生き残っているのか、検証していきたいと思う。

■事例企業2社

▼五位堂工業株式会社(西暦745年頃創業)

寺院の梵鐘や仏像を製造する組織として創業。

明治以降は既存事業をヒントに、鍋や釜、農具などの生活用品の製造、戦後は船舶エンジン部品などの工業製品に注力しているようだ。

▼株式会社田中伊雅仏具店(西暦885年頃創業)

真言宗や天台宗など各宗派の仏具を製造。

同社のカタログは3Dメガネが添付され、商品を立体に確認することができるとのこと。

さらにWebサイトの「CGギャラリー」では、カタログと同じメガネを使って飛び出す仏具ムービーを閲覧可能だそうだ。

■1000年以上続く企業2つの共通点

1000年以上続く企業のうち上記、2社を抜粋して調査した。

それぞれ事業内容、沿革、事業への思いなどを調査したが、共通点として挙げられるのは2点。

1)自社の強みを活かしつつ、時代が求める形に変化

2)歴史や理念は重んじつつも、新しいチャレンジをしている

であった。

ここに日本の企業の強さがあると感じる。

儲け主義的な欧米企業と比較して、日本の企業は一見変化に弱いと思われがちだが、理念を軸とした確かな経営をしている傾向にある。

理念を軸としているから、時代が変化しても自らのアイデンティティを守りながら、根本はブレずに変化をしていける。

逆に伝統や過去の成功体験に重きを置きすぎるがあまり、変化を恐れ、時代の波に飲み込まれてしまう企業は衰退の一途を辿るだろう。

そうならないためにも、理念を軸とした経営に切り替えたいものだ。

■まとめ

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本日もお読み頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう。

(追伸)
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