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焼きそば?汁なし和え麵?

 昨晩、自宅近所に最近できたばかりの小さな食堂に行って食事した。以前、店の窓ガラスに貼ってあったメニューを見てずっと気になっていた店だ。なぜ気になっていたかというと、それぞれのものが台湾系の料理であり、値段が安かったからだ。メニューに乾麵と書かれてあったものを頼んだ。乾麵と書かれたものはスープなしで、具もほとんど入っていないシンプルな和え麵(混ぜそば)のこと。この店は口頭で注文するのではなく、注文シートがメニューにもなっていて、食べたいものにチェックを書き込む注文方法の店だ。オーナーのおばさんがそのシートを確認する時、「ツァウタウフウ(臭豆腐)にツァーミィ(炒麵)ね!」とおばさんなので案の定、台湾語で聞いてきた。それで僕は「ツァーミィ(炒麵)じゃなくて、タァミィ(乾麵)じゃないの?」と聞くと、「油麵を炒め、スープは入っていないからタァミィ(乾麵)でもある」と言うから、僕の妻が「あっ、トアミィツァー(大麵炒=炒めた後、蒸し器で保温し、具なしで、汁気が全くないサラッとした焼きそば)なのね?」と聞くと、おばさんはそうだ!と頷いていた。それで僕はスープなし、しかも汁気さえ全くない焼きそばが来ることを期待して待っていた。そうしたら、何とお椀の半分以上の量の汁の入った麵が登場した。台湾系海鮮レストランなどでよく出される、炒め煮して、煮汁がたっぷり入った台湾式焼きそばである。日本人的には全く焼きそばにも、スープなしの混ぜそばにも見えない外観の料理だ。実は僕はこのタイプのものはあまり好きではない。焼きそばはサラッ、カラッと炒めてある汁気の一切ないものが好きだ。

煮汁がたっぷり入った汁だくの台湾焼きそば

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