スキンピッキング

「スキンピッキング」
皮膚を引っかいたり、はがしたり、にきびを潰したり。とにかくそういった方法で皮膚を傷つけてしまう精神的な障害を指します。(調べると類似したものに「抜毛症」なんていうのも出てきますが、この記事では触れていません。)

なぜそんな記事を唐突に書こうと思ったかというと、おそらくついこの間まで自分がそのような症状を抱えていたことを自覚して、29歳にしてようやっと改善へと心が向いたからです。
そして、これを読んで思い当たる人がいれば、どうにかそれをやめてほしい、まずいと自覚してほしいと思っています。

なぜ自覚して、なぜ改善へ気持ちが向かったかというと「今回、コロナによって毎日長時間にわたってつけていたマスクにより大量のにきびが出来て、それを片っ端から潰して顔中瘡蓋だらけになったのをみた」からです。

元々の始まりがいつだったかの記憶は定かではないですが中学生の頃には乾燥した唇の皮をむいてしまうようになり、次第に思春期でにきびが増えだすとにきびを潰し、必要以上に瘡蓋をはがし、乾燥した皮膚が捲れれば剥いて、ささくれも剥かずにはいられないようになりました。

私の場合は、強迫性を感じるようなものではありませんでしたがにきびやささくれについては目に入ると「あ、潰さなきゃ(剥かなきゃ)」と感じていたのは間違いないので、無意識にそうすることに向かっていたのだと思います。

今回、コロナによってにきびの大量発生(誇張ではなくマスクをしていた部分全体満遍なくにきびが出来ている状態)になり、病院に行き薬をもらって、数日して鏡をみて、瘡蓋まみれの顔を見た瞬間に、本当に素直に驚きました。そんなことしてる自覚がなかった。ちゃんと治るようにしていると思っていたのに。

そこでようやっと、自分が自分を無意識で傷つけていたことを自覚したわけです。そして調べてどうやらそんな人結構いるらしい、と知ったのですが、男性女性関係なく、自覚なくやってる人って結構いるんじゃなかろうか…だって自分も今の今までそれが悪いこと、自分にとって良くないこととは思わなかったんですし。

唇の縦ジワが消えねえとかいっちょ前に美容気にしてますみたいなこといってたけどそらそうだ。だってずっと唇剥いて流血とかしてたもん。自覚したら当然でした。

なので、心当たりがもしいるなら、ちょっと意識してみてください。ちょっとしたストレスかもしれないし原因は人それぞれだけど、思うことがあれば病院へ行きましょう。私もそうします。


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