人生初のTバックを拝借した感想など

私、結構飽きっぽい女です。
毎日同じ物食べるとか、
半径1km以内の陣地で暮らすとか、無理なんです。


二ヶ月に渡る外出自粛期間、
そろそろ何かしらの変化が欲しくて喉から手が出そうになっていた頃。


ふっと、思った。


そうだ、Tバックを買ってみよう。


正直なんでも良かった。
何か新しい風を持ち込んでくれるものなら
Tバックだろうがハイレッグだろうがレイバックだろうが。


投げやりな脳内でふっと思い出したのよね。
モデル体系のハーフ美女がサラりとTバックを履きこなしていたのを。

正直それまで、あんなものは一部のやる気元気性器のお盛んな女が
男を誘惑するために身につける非機能性下着だと思ってた。

「ブルータス、お前もか…」
的な目で彼女を見つめる私にその美人女はサラリと言ってきた。
「こっちの方がパンツライン見えないから、ぴったりした服の時に良いよ」

…なん…だと…?
機能的な目的でその下着を身につけてるとでもいうのか…?


正直私は半信半疑だった。
何より、体のライン出るような服持ってないし、
パンツラインって見えても一つも恥ずかしくないものだと思ってたから
気にしたことすらなかった。
いやだってさ、みんなブルマとか履いてたやん?
水着の時はパンツラインになるやん?
何を今更恥ずかしがってる?パンツ見せてるわけじゃないんやて。
正直そんな感覚だったよね。


だけどそんなこんなで美人女のセリフが脳内に残っていた私は、

今こそTバックの機能性を試してみよう。

そう思ったわけ。


この先あるかわからない夜の営みの時に
私がTバックを繰り出す可能性はゼロに等しいだろうから、
とりあえず安物で良いやとGoogle先生に尋ねて見たわけさ。

Hey Siri、一番安いTバック出して。

Siriもちょっと恥ずかしがりながら提案してくれたよ。
生地をくしゃっと握りしめたら直径1cmくらいに集約できそうな
ほぼ紐のTバック。


早速ポチってワクワクテカテカしながら待つこと2日。
ついにAlmost紐パンツがやってきた。
テレワーク中だったがお構いなしに履いてみた。





なんだろう…


お尻にかなりの緊張を感じる…


Siri穴先輩が震えおののいてるのがわかる。

座るなよ…思いっきりしゃがむなよ…
グイッとパンツあげるなよ…
押すなよ…押すなよ…!

ぜっっっっったい押すなよ…!!!


気づいたらお尻倶楽部がコントを始めていた。


兎にも角にも履き心地が最悪だった。



履いたことない人はなかなかイメージできないと思うけど、
わかりやすいようにイラストにするとTバックってこんな感じだと思うんだよね。



画像1

分かってると思うけど、口が校門ね。
学校から遊び疲れて茶色くなった子供達を排泄するかの有名な校門ね。


わかる?この校門の緊張感。
食い込むか食い込まないかのスレスレのハラハラ感。



対するノーマルパンツの安心感よ。
正直この時初めてそのありがたみがわかったよね。

さっきのイラストで比較してみるならこんな感じよ。

画像2

これでわかる…?
お前ら、つねに鋭利な紐を突きつけられてる校門の気持ちにもなれよ…!


お前ら…

校門の気持ち考えたことあんのかよ…!!


常に先頭立って、
いやな仕事先陣切って引き受けて、
調子悪いと煙たがられて、
出すの専門なのにひどい時はキュウリ突っ込まれる、

校門の気持ち考えたことあんのかよ…!!



正直、パンツラインに少しも恥を感じない私にとって、
Siriの割れ目を直撃するこの下着は苦痛以外の何ものでもなかった。


痔で思いっきりしゃがみ込もうものなら…
想像するだけで切れ痔りそうだわ。


というわけで、人生初のTバックは惜しまれながら
着衣1回でタンスの奥にしまわれることになった。


…皆さん、私の校門は今日も元気です。
皆さん、私の校門は無事です。


∑(゚ロ゚ノ)ノ