君が『僕のこと』を教えてくれた
大切なモノを
感情に流されず
真っ直ぐに大切にするのが
時々難しい時もあるけれど
『自分可愛さ』に負けて
大切なモノを傷つけた時の『痛さ』は
自分の『痛み』の比ではなくて
不思議だね
年月をかけて
答えをたくさん重ねて
それを編み込んで作り上げてきた
『自分』という名の
幸せ集めのための『船』が
ふと無価値に思えて
その船から降りて
君と一緒に
深海の煌めきを飛んだり
空の青を泳いだり
君のことを
『自分のこと』のようにあつかう
そんな『自分』の方が大切になってしまう
描いてきた『自分』とはなんだったのか?
そう思いながら
それもどうでもよくなってしまう
運命に試され
傷つけられて
悲しみにうちひしがれ
苦しみにもがきながら
何度も描いてきた
自分という『船』は
1人乗りでは完成しなかった
それを君が教えてくれた
自分一人を喜ばせることが『夢』ではなく
大切な人と一緒に喜びを感じること
大切な人のために
新しい喜びを発見して
共有すること
そんな『夢』のほうが
これまでの自分がうなづいてくれることを
僕はしらなかったんだ
君が僕の『望んでること』を
教えてくれた
うまくいえないけれど
真の『自分』というものは
一人では『完成しない』もので
大切な誰かを包み込む
そんな『広さ』を持つものだと僕は思う