冷たい太陽

夏を報せる光線が照らし出す

心に空いたスペース

そのスペースが寂しげに

求めてピースは何だろう？って問いかけて

心当たり探そう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

季節のテンションと同調出来ず

冷えたままの胸の中で過ごすのは惜しい

ただの夏で過ぎ去らないようにしよう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

うまく届けれてない想い

ピントを修正して

大切な人の空いたスペースに

狙いを定めてもう一度放つ

空いたスペースを刺激されて

その人がこっちに振り向くのを願って

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

自分の胸の中に置いておけば

ただ心焦がすだけの想いを

悲しみで冷えきった人の胸の奥へ届けて

そのアツサが少しでも

微笑み呼べたらいいね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

悲しんでても苦しんでても

心配もしてくれないで

素っ気なくいつも通り燃える冷たい太陽に

あなたの笑顔をたくさん見せつけてやれ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

心に空いたスペースに

過ごした日々のピース

たくさんはめ込んで

何度も眺めたくなるような夏の思い出の絵が

完成する夏にしよう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ただの夏で終わるには惜しいと

想いをいっぱいに込めた夏を始めよう