「国連ビジネスと人権の作業部会」の報告は読みましたか 3 小檜山青 Sei KOBIYAMA 2023年8月12日 11:30 先日のジャニーズ関連の調査をうけ、国連はステートメントを表明しました。そこには先住民族についての記述もありました。引用します。国連ビジネスと人権の作業部会 訪日調査、2023年7月24日~8月4日ミッション終了ステートメント東京、2023年 8月4日先住民族アイヌの人々を先住民族として認識し、2019年にはその文化と遺産を守り、再活性化するねらい で「アイヌ施策推進法」が成立したことで、その権利の認識に向けたプラスの動きが生まれました。 しかし、アイヌの人口調査は行われていないため、その差別が可視化されたり、語られたりするこ とはなく、アイヌの人々は今でも、教育や職場で差別を受けています。よって、差別のない権利と機会均等を確保するための措置が必要です。例えば、政府は観光を通じ、アイヌの人々に関する文化的教育を促進するための取り組みを行っていますが、作業部会は、民族共生象徴空間(ウポポイ)でアイヌ労働者が人種的ハラスメントや 心理的ストレスを受けているとの報告を懸念しています。さらに私たちは「水産資源保護法」第28条により、アイヌの人々が先住民としての漁業権を正当に考慮されることなく、他の日本人と同様、 ごく一部の例外を除き、内水面でのサケの漁獲を禁じられているとお聞きしました。私たちはまた、 再生可能エネルギー部門のものを含むさまざまな開発プロジェクトで、アイヌの人々の自由意思 による、事前の、十分な情報に基づく同意(FPIC)が取り付けられていないという情報も得ているため、こうしたプロジェクトがアイヌの人々とその権利に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念を 抱いています。「先住民族の権利に関する国連宣言」に定めるとおり、アイヌの人々の権利を守るうえで、政府と企業が FPIC を確保することは不可欠です。私たちは政府に対し、土地と天然資源に対するもの を含め、アイヌの集団的権利を認めるよう強く促します。https://www.ohchr.org/sites/default/files/documents/issues/development/wg/statement/20230804-eom-japan-wg-development-japanese.pdf このステートメントは、『ゴールデンカムイ』読者も読んで考えないといけないんです。なぜあの作品が海外で評価されているのか?アイヌの人々の、先住民としての漁業権 ダウンロード copy ここから先は 595字 『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタでより楽しめることをめざします。 『ゴールデンカムイ』感想まとめ ¥100 / 月 初月無料 『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタで… 購読手続きへ ログイン #差別 #国連 #アイヌ #先住民族 3 よろしければご支援よろしくお願いします。ライターとして、あなたの力が必要です! サポート