『ゴールデンカムイ』#286 タイムリミット
門倉は駆逐艦の艦砲射撃を止めるべく動きます。マンスールを探すって。ソフィアの部下らしい。いつの間に知り合ったの? 誰なんだろう。
老いてもなお、ガムシン(がむしゃら新八)
鶴見は永倉の芝居を見抜いています。どこまで本当かわかったかと挑発しつつ、石を持つ永倉。石を掴んで兵士に当てて、銃を奪って逃げ出します。
古希の御老体が……そういいたくもなりますが、永倉は剣術稽古を欠かさなかったのでありでしょう。小樽新聞に掲載されたヤクザものを追い払った話がどこまで真実であるかはさておき。いいんだよ、フィクションだし。片目を閉じた尾形がビクッとしています。義眼はどうしたのかな? 永倉は屋内で刀を手にしています。
当時は銃刀法がゆるいので、殺し合いとなれば結構刀が出てきます。お花見で刀を抜いて殺し合いになるとかよくある話。昔の民度なんてそんなもんよ。アジア・太平洋戦争で金属供出があっり、なんやかやでそういう刀も相当失われたといいます。まあいいんだよ、そのへんの民家に真剣ゴロゴロがあったら怖いわ!
幸運が、ウイルクの思いを娘に伝える
残された側は悩んでいます。艦砲射撃もあるし、今のうちにお嬢(アシリパ)だけでも逃しておいてはどうかと牛山は言います。白石も「いいんじゃない」と言いつつ。穴を掘っている。土地の権利書なんて白石には役に立たないし、足元に金塊があるかもしれないのに諦められないって。
アシリパはシャベルで掘り始めながら、残ると言い切ります。見届けなきゃ、そう決意を固めているのです。杉元は、いざと言うときはアシリパさんを五稜郭から安全なところまで脱出させてくると宣言するのでした。
ここで門倉が土方のもとへ駆け込んで来て、永倉の伝言をいいます。永倉のおかげで艦砲射撃が止んでいるのかもしれない、手筈通りにいくと。するとヒラッと刺青人皮が重なり、土方が何か思いついた顔になります。
そして土方は悟った。門倉を行かせるということは、計画通りだ。そして門倉は幸運を運んできた。アシリパが残ったことで、彼女は父の思いを知り、我々は勝利すると。
謎がとけた?
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