『ゴールデンカムイ』#306 特攻
ヒグマが車両に侵入! ブオオオと第七師団兵士を襲撃します。いつもながらヒグマの斬撃にリアリティを感じます。道産子ならではのこだわりを感じる。なんのかんのでヒグマの犠牲となったものを見る機会は、断然本州や他地域より多いですもんね。
前門のヒグマ。後門の杉元状態になった兵士が気の毒です。杉元も猛獣扱いか。
鯉登の初太刀を受け止めた土方。刀身が折れたことを受け、この防御を外します。これがよくなかった。折れた刀身を土方の脳天にメリメリと押し込む鯉登。
これも薩摩隼人らしい攻撃。なんとか受け止めたけど、受け止めた刀身ごと押し切られて絶命した例があります。杉元と鯉登が最初に出会った際も、尾形がそれを踏まえて受け止めるなと言ってましたね。受け止めても押し切られるのです。それなのに防御を外した土方は迂闊だったのか。いや、迂闊というより折れた刀身でめり込ませた鯉登が想像以上に強かったのでしょう。
わかるわ。新選組を倒すとすれば、薩摩隼人が混戦を押し切ってこうするしかない。よい勝負でした。屋内戦闘で短期間で決着するところにリアリティを感じる。土方は年齢的にスタミナがそんなにないだろうし。
武器を失い、かつ右を深く斬られた鯉登も心配です。興奮が切れて痛みを感じ始めています。
月島と牛山も大変なことに。月島はなんとか動けますが、他の兵士はうめくばかりです。
月島はまともに戦っては勝てない。手榴弾を使うしかない。己の身を犠牲にしてでもそうすべく、「特攻」を仕掛ける月島。ピンを抜き、牛山に突撃するのです。そこへ鯉登が入ってきます。身を挺してでも牛山を殺すつもりだった月島ですが、ここで鯉登の存在に動揺してしまう。
「なんでいつもきかないんだ!」
止めようとする鯉登と月島は牛山に押されます。そのとき手榴弾が落ちて、アシリパの方へ向かってしまう。その手榴弾を巨体で受け止める牛山。
これほどの巨体は爆殺しかないだろうから、これも納得のできる終わり方です。
そんな爆破する牛山を見てしまうアシリパは……。
土方の意識は、幕末の京都へ向かっています。そこに待つのは、ガムシンか、それとも……。
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