欧州放浪記_10日目

今日は、オルセー美術館とサンピエトロ大聖堂、モンマルトルの丘に向かう。印象派の作品は大好きなので、よい時間を過ごせる。またまったく期待していなかったモンマルトルの丘が想像以上に素晴らしく、感動する。
モンマルトルの丘で聞いたビートルズは一生忘れられないシーンの一つになった。旅の醍醐味を味わう。

パリの人はロンドンの人より目線があった時の反応が悪い気がする。ロンドンでは自己防衛のために、目が合った時はスマイルで返すという文化を感じた。身を守るためにあなたは私の敵でないことを示すための行いであるという解釈であったが、パリの人は目が合った時の反応が違う。こちらの人は目があった場合は、睨み返して目線を外さない。きっとこれは、より自分の世界感を強く持つパリの人、より排外的でパリの世界観を守りたい人たちの心の表れかと考える。これはもう少し深めたい。

今日はワインを囲んでジャーナリストの人の話をみんなで聞く会。世界史、日本史、世界の情勢など皆が話す話題が幅広く、それについていけない自分に気づく。自分はどちらかというと教養のある側の人間であると思っていたが、まだまだ勉強が必要であると改めて実感をする。また、ジャーナリストの人の話を聞いて、旅をする目的の一つに自分の専門を学びながら深めることが必要かもと思う。単に観光地を巡って心の機微を観察することに主眼を置いてきたが、もうすこし自分の興味のあるテーマに沿ってインプットすることも必要であると考える。音楽、芸術、DJ、歴史、なんでもいいからよかった、悪かった以外の感想をアウトプットとして残せるように勉強をして、その土地に向かうことを旅のしぐさに入れる必要があるかもと思っている。明日から少し考えてみる。

そろそろ次の旅の目的地とそこで何をするかスケジュールを立てよう。
次は勉強とアウトプットもテーマの一つに加えた旅ができるようにしよう。
旅はまだまだタスクありそうだ。

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