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824 日記(死)
普段自分の言葉で、自分の世界を語っているやさしい人が「鍵垢は死ねと俺が悪いで溢れている」と書いていて、救われた。そういえばさっき雨降ってたよ、みたいな普通のテンション感で語られる薄暗い話。たとえば自傷癖やod トラウマ 希死念慮… にとても救われる時がある。そういう時は私も「あ、そうなんだ」とさりげなく相槌を打つし、本とかスマホみたいな全然関係ないものを見ていたりして 日常の体で
そういえば、数ヶ月前に友達から「私、アパートの部屋で首絞めて自殺未遂したことあるんだよね。そしたら過呼吸になって、親にも申し訳なくなったからやめた」と普通の顔で言われたことがある。その時もあ、そうなんだ。と言った気がする。でも、心の中でとても救われていた。 その人はきらきらしたものをたくさん持っていて 貝殻のふちの虹色や、欠けたビー玉なんかを私に見せてくれるけれど、その宝物入れのなかには血錆びたナイフも入っていて、その鋭利さや血で鈍ったきらめきに目を奪われた、みたいな感覚だった。 ナイフを見つめる私に、その人はいつもみたいにやさしい顔をしていて、日常の中にいた。
少しずつ融解する肉体の中から、まっしろな、まっしろな骨格が浮いてくる。(ぼくときみの中に眠っている、最期のかたち。) それは灼熱の炎でも燃えてしまわない。炎で歪みからからに乾いてもなお、灰にまみれて、まっしろに澄みわたる。
死後の世界ってあるのかな。 やっぱりあるんじゃないかな 臨死体験とか聞くし 私ずっと地獄が怖いんだよね。 死後は絶対地獄に落ちると思ってて、そこで苦しむんだって だから死ぬのがこわい それに輪廻転生って全然救いじゃないとおもう 永遠に私が続いていくって、恐ろしい もし生まれ変わるなら感情も痛覚もないものになりたい
深夜2時のファミレスでユニバースリープ、窓の外は小雨が降っていて、日常は続いていく 点滅信号は赤色だった 大丈夫になりたい