お百度参りを終えて思ったこと
noteの乙杯神社に参パイを続けて、本日ようやく100日目を迎えた。
俺は神を信じていないというか理解していない。いろいろな宗教があって諸説あるけどどれも俺にはぴんとこない。
それでもお百度参りをやってみたいと思ったのは、乙杯神社という存在と神主のモンさんが好きなのと、自分の努力ではどうしようもないこと、他人のことに関して、祈ったり熱意を送ったりすることによって何かいい結果にならないかなって思ったから。
お百度参りというのとは違うけど、ワンピースの55巻、インペルダウン編で、ボンクレーが瀕死のルフィに失神するほどエールを送り続るところがあったよな。結果的にルフィは助かるんだけど、それに対してイワンコフが、何時間も叫び続けたボンクレーの頑張りがルフィが命を取り留めたことに何の影響もなかったとは思えない、と言った。
サイコロを振って、1出ろ!と思い続けるのと、何も思わずにふるので確率が変わって、その場合の1はその人の念力が1を出している、なんて話も聞いたことがある。神が力を貸すとかいうのはよくわからないけど、そういう人の熱意が何らかの現象を起こすってのは結構信じている方。
話がずれだけど、お百度参りの話。
お百度参りについては諸説ある、一日も欠かしたら一回目からやり直しとか人に見られないようにするとか、正しい方法でやらないと祈っても無駄っていうのは何だかしっくりこない。人の数だけ正しい方法が存在するし。そう思う人が多いのか、一番納得ができた理論がこの話。
方法は社寺によって変わるが昔から言い伝えられている訪問時間や方法などについてはとらわれすぎず、お参りする人がやりやすい方法でお参りしてほしいそうだ。当たり前だが大事なことは「対象者を想う気持ち」ということだった。
ってことで、来れる日にきてひたすら祈ってみるという日々が続いた。
何か独白しながら祈る、という感じになっていった。日ごろのつぶやきで言いづらいこともコメントで書ける気軽さが気に入った。
乙杯神社で友達を見かけたら、普通にコメントに最近の話なんかも交えるけど、発言にも義務もなく、返信が必要でもない場所だから基本、好きなことが書ける。半分告解室みたいな役割も果たしている場所だと思う。
俺の願いが叶うかは、祈ったのは他人のことだから実は俺には完璧な形では理解できない。本人がおかげで叶ったよーと言ってくれたとしても、俺のために気を使った言い方をしているかもしれないし、本人の気持ち次第なところはある。ただ、ある人のために一心不乱に何かを考えるとかそういうことは、何より祈っている当人に後利益があるような気がした。気持ちが落ち着いてきたり、整理できたり、他の面白いことを思い出したり。
神や宗教について俺は理解していないと言ったけど、宗教や神が存在する理由は理解できた気がした。皆人生の正解みたいなのを知って安心したいんじゃねーかって。生きる理由について納得できる理由がないと時々不安になることがある、特に何かつらいことがあったときなんかは。宗教や神の存在は、それぞれが出した答えなんじゃないかと思った。んでそれぞれ人は環境も性格も違うんだから、納得できる出来るポイントがずれてんのも道理。人それぞれ、自分が納得できて好感がもてるものを信じればいい。
とりあえずお百度参りを経た感想としては。願いが叶ったら信じられて、願いが叶わなければ信じられないとか、祈りというのはそういう結果ありきのものではないということがわかった。コツコツと同じことを願い続けることによって自分とも向き合えるし、相手の幸せを願うことによって、願っている相手の良さをあらためて思い出す。
あいつこういうとこが面白かったよなとか、ああいうところがいい奴だったなとか。そんな積み重ねが少しずつ確信に変わっていくと言うか、あんなにいい奴が幸せにならないはずはないなという、願いに対して自信が持てるような感覚になっていった。これが信じられると言う事なのかと。
信じられるためにある行動を積み重ねる必要があって、それがお百度参りという行動として広く民衆に知れ渡った…そういう話なんじゃねーかなって思った。
…と、まあなんでもやってみることによってどういうものがわかる。お百度参りっていうのが気になるならやってみればいいし、気になる本は読めばいいし、食いたいものは食えばいい。俺は友達からコメントで聞いた面白いレストランとか歯にいいアイテムとかはすぐ試してみる方。試すことによってどういうものかわかるし、試す前にわからなかったことが少なくとも試した後はわかる。土のレストランがどういう味のどんな料理が出てくるのか、柄の小さい歯ブラシはどういう効果があるか、とかな。なんでも自分で経験してみるって大事。
とにかく乙杯神社はnoteで俺が一番落ち着く場所。つくってくれてありがとうモンさん。これからもちょくちょく遊びに行くよ、おっぱいおっぱい。