棗(ナツメ)

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駿府育ちの新撰組推しマスターによるぐだぐだ超五稜郭顛末記 ~運命のサインはM51?~ 序章

その日、運命と出会った。 11歳の春、ぼんやりと見ていたテレビで見かけたその名前に、雷電で背骨を撃たれたような衝撃を受けた。他人の名前を聞いてこのような感覚を覚えたのは後にも先にもこの一度きりだった。あぁ、私はこの人をずっと探していたのだな、と若干イタイことを自然に考えてしまうくらいには、その出会いは運命だった。 そこからずっと、ちょっとブランクとかはあったりはしたけど、私の心の中にはあの人たちが生きている。私を照らす光として、いつも私の心の中にいる。そんななかだったのだ

    • 青梅市立吉川英治記念館に行ってきました

      皆さんこんにちは。比文一年の棗です。本日12月9日のアドベントカレンダーを担当させていただきます。 突然ですが、私の趣味は文学館巡りです。幸いにも関東圏に住む権利を得たため、興味のある展示があればPASMO片手に関東圏の色んなところに出没しています。本日はそのなかでも夏休みに青梅市立吉川英治記念館に行ったときの話をしようかと思います。 去る9月3日、私は中央線快速青梅行に乗って二俣尾駅に行ってきました。 早速話は脱線しますが、実は8月に一度二俣尾駅に行こうとしたんですよね。

      • 120回目の誕生日に綴る

        皆さんこんにちは。比文一年の棗です。本日12月2日のアドベントカレンダーを担当させていただきます。 さて、昨日2023年12月1日は作家・小林多喜二の120回目の誕生日でした。何を隠そうこの棗さん、所謂近代作家と呼ばれる人たちのなかで一番好きな作家のひとりが小林多喜二なのです(多喜二さん以外にも何人かいます。それぞれ作風やジャンルやエピソードが多種多様なのでひとりには選べません)。多喜二さん生誕120年というまたとない機会、そして比文生によるアドベントカレンダーという素晴ら