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誰よりも美しい色を持つあなたへ

じみんさんの魅力に釘付けになった2019MMA

月のような優しい光で照らされたステージに布を纏ってふっと現れ、ピアノ旋律ただひとつだけの中で宙を舞う彼は白鳥のようで、息をするのも瞬きをするのも忘れてしまうくらいに美しかった。初めて彼の舞いを目にしたときの感動が、あの神々しさが、今でも色褪せずに残っている。
アイドルのダンスを観て、上手いという言葉以上に美しいという言葉を真っ先に思いつく日が来るなんて思っていなかった。これほどにまで美しく舞う人に出会えるのは、じみんさんが最初で最後な気がするよ。


このときのDionysusのステージはどうやら7人それぞれがギリシャ神話の中の神を演じていたらしく、彼は月の女神アルテミスを演じていたのだそう。これを聞いてとても納得してしまった。月の女神を演じられる人は、絶対にじみんさんだけだと。





ONEコンのBlack Swanのソロは、私には暗闇から飛び立てないまま力を失っていく黒鳥に見えて切なくなった。これがオフラインコンサートだったら、きっと息をのむような美しい写真が出回っていたんだろうな……
情景まで思い浮かぶような彼の美しいダンスがだいすきなんだ。(もちろん、かっこよくばちばちにキメてるじみんさんもだいすき)





このセンイルnoteのタイトルを何にしようかずっと考えていた。私は彼のことを月のひとだと思っているので「月夜に舞う〇〇」とかにしたかったのだけど、白鳥にも黒鳥にも月の女神にも、力強くもしなやかにもなれる彼にぴたりと当てはまるただひとつの名詞が思い浮かばなかった。



誘惑、秘密・神秘的という意味のラテン語を手のひらに刻んでいたと知って卒倒したFilterのステージ





Proofのインスピレーションで、「僕だけの色を持たずに他人の思考に合わせてばかりいると多彩な姿を見せられずむしろ色が無いように見えたと思う」と語っていたじみんさん。彼が無色なら、私はこんなに尊くて美しい色をほかに知らない。


Filterの歌詞のように、歌声にしたって表情にしたって自分の魅せ方を知っていて、調和もとれるし刺激もあるスパイスみたいな役割も担ってくれるアーティストJIMIN。

泣いているメンバーに真っ先に気づいてハグしに行くみたいに、相手に寄り添って、溶け込んで、無償の愛を惜しみなくあげる人間パクジミン。


どちらのときも相手の色に溶け込むことのできる彼を知って初めて、無色が一番美しくて愛おしく思えた。彼に色がないのはきっと、生まれ持った優しさや柔軟さで誰の色にも染まれるようになっているんだ。誰にでもできることじゃないそれを彼は当たり前にできて、でもそこにちゃんと彼を感じる。これこそがジミンさんの魅力の一つなんだ。









不法アップロードされたコンサート動画を観て7人を裏切ってしまってごめんなさいと謝るアミに、「僕たちは大丈夫です。理由はどうであれ僕たちはあなたを愛しています。」と返信したじみんさんをみたとき、それが「許すよ」の意味ではなくても、きっとたった一度のことで誰かを見放したりせず理解しようとすることを忘れない人なんだなと思った。物議を醸していたなかで、彼なりの優しさのかたちに私はひっそりと涙した。



ジミンさんの信じないもの






あのね、じみんさん。



私が7人の世界に片足つっこんだとき、ひと目見て惹かれたのはあなたでした。
唯一無二の歌声も、指先まで美しいダンスも、まだ何にも知らない人をも虜にするほどのエネルギーをあなたの持つもの全てで放っていたのがあなたのことを到底手に届かない高嶺の花みたいな存在のひとだって思ってたのに、普段は愛嬌ふりまいたり人懐っこかったりするキュートでラブリーなおひとでした(笑)

みんなにハグしにいくじみんさんを見たとき、こんなに優しいひとが隣の国にいるんだって知ったらこころがあったかくなって、それが7人の人柄まで知りたいと思ったきっかけでした。




表現者として、人間パクジミンとして、毎日多彩な色を見せてくれてありがとう。今まで散々「魅力」なんて薄っぺらい言葉を使ったけど、ほんとうはぜんぶ、朝まで練習してそのまま学校に登校していたあなたの過去の努力の上にあることも、今もどうすれば喜んでくれるか考えぬいてパフォーマンスを見せてくれる頑張り屋さんなことちゃんと知っていますよ。


どんな色のあなたも大好きだから、これからもあなたのなりたい色に自由に染まれますように。

お誕生日おめでとう𖤐˒˒



幾千も探してた 薄紅色に咲く花を
名前もない秘密の森を 染めるような幻を
咲かないのなら 歌を餞とし
鳥に 風に 月に 結んだ糸を
そっと手繰り寄せるための淡い祈り
今も遠き君に

歌鳥風月/Aimer
飛んだだけで絵になるジミンさんを添えて

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