好きなものは好き

私は7MEN侍のことを結構好んでいる。
クールで大人っぽく、ややアンニュイな空気感を纏うことができ、アイドルらしい明るく爽やかな笑顔で先輩のバックダンサーをこなすことができ、シンプルにダンスで魅せることができ、スケートボードやバンドといった武器を手にオーディエンスを飽きさせないパフォーマンスを次々に繰り出すことができる、長年積み重ねてきた経験とアイドル力、器用さを巧みに操る。ギラギラしつつもクールでスタイリッシュなアイドルグループだと思っている。

私は7MEN侍のことが結構 好きなのだけれど、あまりそれを口に出していない。
友人に忖度しているのである。忖度という言葉の使い方が正しくないかもしれないけれど、おべっかとかへつらうとかは当てはまらないなーと感じたので、この言葉を使うことにする。

友人はLove-tuneのオタクをしていた。
グループの存続が危ぶまれていた頃、バンドというLove-tuneに類似した武器を持って売り出された7MEN侍を見て、彼女はひどく落ち込み、病んでしまった。
以降、なんとなく彼女にその話題を提示することは避けたほうがいいなという気持ちになって、私は実生活でも、SNSでも7MEN侍が好きだということを口に出さなくなった。
たまに、こんぴかわいい…と今野大輝くんの可愛さを賞賛するツイートをするくらいである。

彼女と円滑な関係を築きたいと私が勝手に思ってはじめたことであって、本来ならば忖度していると感じることもおかしな話なのだけれど、ごくたまに私も手放しで7MEN侍のことを好きだと叫びたくなるし、褒めちぎりたいと思うときがある。
だから、noteにその気持ちをぶつけることにした。

5月10日にザ少年倶楽部で放送されたBANGER NIGHTのパフォーマンスを見た。
私的に、7MEN侍の中でもかなり好きなパフォーマンスだった。
最近のゴリゴリロックバンドみたいな世界観とはうってかわり、クールなダンスパフォーマンスだった。
以前、彼らがWhy?を披露したときも感じたのだけれど、こういうシンプルな衣装でダンスパフォーマンスを披露する彼らを見ることがとにかく好きなのだと気がついた。
彼らのスタイリッシュな魅力をたくさん感じることができるからだ。
ゴリゴリなロックバンドテイストなパフォーマンスも好きなのだけれど、それよりは昨年のクリエのときのような爽やかキラキラバンドテイストなパフォーマンスが好きだし、もっというとダンスパフォーマンスをしている7MEN侍を見ることはもっと好きだ。

嶺亜くんは儚さと強さを兼ね備えていて、立っているだけで曲の世界観を作り上げるし、琳寧くんの重心があるのに軽やかな動きは美しかった。琳寧くんの歌声が個人的に好きだ。
大光くんのお顔は好みのど真ん中だし、ダンスもとてもうまいと思っている。大光くんがセンターに立っていると華があると感じている。スタイルも良い。羨ましい。
長い手足でキレキレに踊る五十嵐くんからの鋭い瞳と凛とした美しさを持った矢花くんという、大和美男子の継投が続き、満を持して登場したこんぴのセクシーな視線、仕草と、天使のような歌声で奏でられる“全部をリセットしよう”でひとしきり悶たあとに食らう、本高くんの“迷わず叩き潰すBanger night”

完璧な演出だと思った。本高くんの育ちの良さそうな美しいお顔から発せられる“迷わず叩き潰す”という物騒な言葉が最高のギャップを演出していて、大興奮した。

BANGER NIGHTのパフォーマンスはかっこよくて、見ていてドキドキした。
踊れるグループってやっぱり強い。
個々の実力が高いから揃って踊ると圧巻なんだろうなぁと思っている。

7MEN侍はキャリアもバラバラだし、様々な経歴を経て今7人で一つのグループを組んでいる。
最終的な目標や、物事への価値観、趣味も好みも全く異なっているであろう7人だし、仲が良いのかどうかも正直よくわからない。
だいぶ前の話だけれど、彼らが自分たちのことをクラスメイトのようだと称していたのだけれど、まさにそういう空気感のあるグループだと思う。クラスメイトって決してみんながみんな仲良しなわけではないし、みんながみんな同じグループにいるわけではないはずだ。
目に見えて仲良しというわけではないのに、同じグループのメンバーとして共にパフォーマンスを行う、そんな不思議な彼らの関係性は私の中ではとても稀有で、だからこそ彼らには引き込まれる魅力があるのだと勝手に思っている。

これからもたくさんの魅力的なパフォーマンスを魅せてほしい。
歌もダンスもスケボーもバンドもこなせる彼らは単独公演でとても輝くグループだと思っている。去年のクリエでも、様々なことに挑戦していたと記憶している。ジャニーズJr.情報局にアップされたダイジェストしか拝見していないけれど、見ていてすごく楽しかった。
セットリストもHiBが選ばない世代、ジャンルの楽曲をうまく選曲し、組み込むことによってHiBと自分たちのことを分けていた。
おじさんアイドルが好きな私としてはV6の楽曲をたくさんパフォーマンスしてくれて嬉しかったし、FLASH BACKとかLIGHT IN YOUR HEARTとか、結構コアな楽曲を選曲してくれていて、そのセンスに脱帽していた。
今年の単独公演もきっと想像を超えたパフォーマンスをしてくれるだろうなと期待している。BANGER NIGHTをどうしても生で見たいため、当日券で入れないかなぁと思っている。そのため友人から誘われたキスマイのコンサートを諦めたのである。
どうか当日券が当たりますように。

今回はいつも以上に散文になってしまったので、最後にもうひとつだけ話題を転換させる。
noteを始めたのは、Twitterでつぶやくにはあまりに勇気がいる自分の素直な気持ちを素直にさらけ出す場所が欲しかったことが理由のひとつだ。
今、まさに自分の好きを素直にさらけ出すことができていて、とても嬉しい。救われた気持ちになっている。
他人なんか気遣わずに自分の好きなことを素直に言えることが一番かもしれないけれど、現実は難しく、そうもいかない。

私は、noteを秘密基地みたいな場所だなぁと思っている。
これからもここでは好きなことを自由にさらけ出せる私でありたい。


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