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東京タワー

丘の上家から
対岸の東京タワーを見初めた

夜なのに蜃気楼が起きているよう
あれは本当なのかなと思いながら眠りにつく

目を滑らせ君を見つめる 今日もいた
僕の耳元では泳いだ泳いだとささやく
君は変わらず揺れている
それは僕であることなんか忘れて

待ちわびてもない浅瀬に揺られながら
迎えに行くだろう しばらくはそっと手放して




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