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ちょっと前にある人の事を思い出して
そしたら昨日偶然友達との話で彼の話になって
なんとなく書きたくなった

彼とは大学で出会った
当時私の知り合いで一番のウェイ系だったけど
根は凄くいい人で、人として好きだった

彼は出会ってからの私のほぼ全てを知ってる
私が何かあった時いつも電話するから
なんなら何かあった時しか連絡しない

でも絶対出てくれる
元気になるまでずっと付き合ってくれる
いつも笑わせてくれる

頑張らなくてよくて
素でいられて
泣いたり笑ったりできて

どんな話をしても
はいはいってただただ聞いてくれる
それがずっと嬉しかったんだよね

この人なのかもって思ったこともある
でもずっとこのままがいいんだよね

今までにも聞いてくれる人はいた
付き合った人もいる
でも、皆んな終わっていなくなった
私がけじめとして話さなくなるだけなんだけど
そしてどんどん話せる人がいなくなった
だから彼とは形がかわって終わるのが嫌

上京してからも関係はかわらなくて
いっつも泣きながら電話してた
それと、彼が私に彼女とか他の女の子の話をする事は絶対になかった
これは都合の良い解釈だけど
彼女がいる事知ってたら私が気を遣って電話してこないの分かってるから、優しさだと思ってた
実際に、そこを気にした事一回もなかったし

2年前くらい
私はこのまま東京で生きていきたいって思った
そしたらいつまででも頼っていられないって
彼にも彼の人生があって、邪魔になってはいけない
私が東京で生きていくって決めた以上
自立をしなきゃ！と思って
連絡するの事をやめた

その後も思い出す事、聞いてほしい事
連絡しようかなって思った事何回もあった
でも、もしかしたらもう結婚してるかもしれないって言い聞かせて思いとどまる
それの繰り返し

それから彼みたいな人が現れる事はなかったけど
ちゃんと聞いてくれる仲間を作る事ができた
私、彼がいなくてもやっていけるじゃんってなった

でも年齢重ねて、色々な人に出会って
彼が私にしてくれてた事って全然当たり前じゃないことが分かって、私は凄く守られてたし支えられてたんだって気付いた

お互い付き合うとか結婚とかそういうのじゃない
私も何で彼だったのか分からないし
彼も何でこんなに付き合ってくれるのか知らない

人に対して警戒心が強くて、簡単に心開かない
でも気分屋で、大いに振り回してきたけど
10年以上、いて欲しい時にいてくれて
決して踏み込み過ぎる事も離れる事もなく
そこにい続けてくれるって
奇跡だったって思う