心の中の記憶12 子どもたちとヨーロッパを旅行中
家を出発して2週間。子どもたちも8Kgのリュックを背負わされ移動、iPadをなくしたり、日本では経験する必要のない日々を経て、アパートでだらだらする時間がふえてきた。
日本と変わりばえない生活に物足りなさを感じていた矢先、娘が貧血で動けなくなった。
スペインのフライパンと呼ばれるコルドバ、メスキータ前のバーガーキング。
ハンバーガーを前に、机に顔を伏せる娘。
息子が黙ってタクシーを探しに行ってくれた。逞しくなったものだ。
レジ上のモニターの、ワンピースコラボ、
サンジとルフィの顔が笑っている。
日本にいる夫にLINEで定期連絡をいれる。子どもたちも緊張が続いているだろうから、、ということばに自分に欠けている視点がみえた。
娘は旅行中、ぬいぐるみ(ぬい)のストーリーをInstagramにアップし、最終的にパリでTikTokのために踊るらしい。
息子は日本のラーメンを食べる日が待ちきれなくて、スーパーでbanzai ramen カップ麺を購入。フォークで食べるカップ麺は味気ないらしい。
ずっと好きだったスペイン。お金が足りなくて、結局、中米でスペイン語を勉強した時間も無駄ではなかったはず。
大好きだった友人とセビージャで再会し、スペイン語を学んできた目的、完結。面と向かって話してわかったことばかり、こんな人だったんだ。職業は矯正監だったんだ。ずっと大事に思ってきた自分の気持ちに価値があった。
スペイン北部は行く機会を逃したけれど、私の中でスペインにとらわれていた人生すべて完結。
次へ歩き出そう。
頭の片隅にいつも置いている、数秘でいう私の人生のターニングポイントは今年。
ポルトガル、アンダルシアを経て、明日はマドリッドのマヨール広場にある民泊に泊まる。自分だけで、心の中で、乾杯しよう。
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