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カリーと哲学23

九州の食卓って雑誌があったのですがご存知の方いらっしゃいますか??
九州を中心に志のある有機農家さんや、生産者。
またまた素晴らしい料理研究家さんやサスティナブルな生活を実践されている方々。
ワタクシは毎回憧れを抱きながら、食い入る様にその雑誌を読んでいたもんです。
しかしですね、、、
暖かくなってきた初夏のある日一本の電話がありました。
「もしもし井上です!」
「はじめまして!!九州の食卓の坂田ともうします。」
「はいー??ん??どちら様ですか?」
「、、、九州の食卓という雑誌を出版しております坂田と申します。今度是非取材をさせて頂きたいのです。」
「んー??九州の食卓、、、取材、、、」

はうあ?!き、きき、九州の食卓さん!!

そんなこんなでワタクシ達、旅するクーネルを特集して頂いた上に表紙をかざらせて頂きました。
おかげで認知度も上がり、仕事も増えたもんでした。
そんな素敵な九州の食卓さんは、熊本の大津にセレクトショップがありまして、今年で五周年を迎えました。
そこにワタクシ達旅するクーネルが出店してまいりました。
なんだか3時間も待って頂いた、お客様もいらっしゃったようで本当にありがとうございました!!

はい!ワタクシも独立してもうすぐ20年になりますが、
世界一周の旅から帰ってきて、これから何をするか、全く何も決まってない時期もありました。
ワタクシのいい所で悪い所かもしれませんが、
兎に角人に聞くし尋ねるという習慣があります。

実家にニートしていた頃、図書館で一冊の本に出合いました。

廃材天国 

いかれたタイトルやん!と思いましてペラペラとページをめくり始めると止まんなくなりました。
著者のハセヤンさんは掻い摘んでいえば、捨ててある材木や電柱。石とかゴミで家やレストランを作って生活しているオジサンでした。
その本の一部に書いてある意味が知りたくて、どうしても会いたくなってしまったのですよ。
ハセヤンは長野県の原村でカナディアンファームというお店をしている事がわかりました。
そう。
次の日ハセヤンに会いに出発しました(笑)
エアコンの聞かないジムニーで。
勿論お会いしてお言葉も頂きましたよ!

そいで長野といえばフト思いついたのでした。
残念ながら今年亡くなったのですが、アウトドア作家の田淵義雄さんって長野県の川上村にお住まいのはず、、、そう思いだしたワタクシ。
こうなると会いたくなるわけですね!

だってファンだもん。ソロー教えてくれたの田淵さんだもん。死にたくなった時田淵さんの文章で救われたもんね。
ワタクシそれからジムニーを飛ばして川上村に向かいました。
住所??知らないすよ。もちろん。
ワタクシ川上村の郵便局に向かいました。
「あのー、、、近くに田淵さんって作家さんお住まいではないでしょうか?」
「個人情報なので言えませんが、あの丘の上です。」
言うとるやん(笑)
勿論お会いしましたよ。めちゃくちゃ迷惑そうでしたけど!(笑)
こんなんで変な行動力があるのですねぇ。
コロナが広まる前に、タイのパーイに遊びに行った帰り、神戸でフェリーを待つ時間がありました。
神戸かあ、、、神戸といえば神戸女学院大学だよねー。ん??

内田樹センセイ?!


ワタクシの尊敬する哲学者であります、内田センセイ。合気道七段の達人でもあります。

ググッたらセンセイの合気道道場、凱風館の住所が出てまいりました。
あ、あ、会ってお話したい!!

行ってしまいました。凱風館に。
ワタクシ話したい事が沢山ありました。
ずーっと悩んできたワタクシの人生に、一筋も二筋も光を指してくれた内田センセイの著書達。

お礼を兼ねてお話したく凱風館のチャイムを
ピンポーン!!
「はい。内田です。」
「.…あ。あ。あのあの…」
「なんのご用でしょうか?」
「はふ…はふ…はあ…はあ…」
ガチャとドアが開きました。

うおっ!?今!目で殺された?!

いやいやめちゃくちゃ怒ってらっしゃいましたよ(笑)たぶん!!はは。
お話どころか不思議な会話をするしかなく、ワタクシ飛んで逃げ帰りましたもん!!
佐賀なのに入門したいとか、、、
何だかか適当な口上並べて逃げました!!

スイマセン!!内田センセイ大変失礼しました!!フザケタワケデハナインデス!!

でも本当に合気道したいと思ってるんですよ!!

そんなこをなんで割と図々しいワタクシ。
世界一周の旅でも、随分図々しい事してまいりました。
でもソコから産まれるドラマもあるんですよ!!

ならば今回は、、、

カリーと行動力!!


にでもしてみまーす!!
はじは書き捨て世は情け!!






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