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「君がやったんだろ。ん?」
刑事ドラマの取調室ではないので
通常、自分の周りの大事な人に対しては
詰問はだめだと思っています。
立て続けに問いかけたり
部下がストレスになるようなことばかり聞いてしまっては…
心を開いて本音を話してくれませんし
部下が自分の力で解決策を考える機会を逃してしまいます。
だって、そのような状況を想像してみてください。
自分が詰問されている状況を…
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・・・・・・
相当しんどい状況ですよね?
はじめに
「なんで、出来ないの?」
「どうして、そうなったの?」
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そんなことを大事な人に言ってしまってませんか?
,職場の部下、友人、恋人、家族などなど・・・
なぜなら詰問は、
人が犯した間違いや失敗を厳しく非難することを指します。
詰問と質問の違い
一般的には、より強い意図を持った問いかけが「詰問」。
相手に何らかの責任を問うことが含まれているようです。
例えば、上司が部下に対して進捗状況を詰問する場合、
その仕事が遅れていることを示唆している場合があります。
また、詰問はしばしば尋問と同義語として使われます。
一方、質問は、あるトピックについて知りたい情報を得るために行われる問いかけです。
質問には、好奇心や関心を相手に伝える目的が含まれることもあります。
また、質問は問題解決や意見の収集にも使われます。
コーチングなどにもよく使われます。
簡単に言えば、、、
「詰問」は責任を問うための問いかけであり
「質問」は情報や意見を得るための問いかけ。
詰問がだめだと思う理由
詰問されることで、人は自分が間違っていたことを認めたり
自分の能力や判断力に疑問を抱いたりすることはありますが
・・・・・
詰問だけでは人は成長することができません。
その理由としては、以下のようなことが言えます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
〇攻撃的な言葉が相手を傷つける:
詰問は非常に攻撃的な言葉で行われることが多く、相手を傷つけてしまうことが多いです。
その場合、傷ついた相手は、自分の失敗や間違いについて考えることができなくなり、成長することができません。
〇自己防衛本能が働く:
詰問された人は、自分を守るために攻撃的な言葉や態度で反応することがあります。
このような反応は、自己防衛本能が働いている証拠であり、相手からの攻撃を受けることによって成長することはありません。
言い争いになってしまったり、相手との間に緊張が高まって互いに攻撃性を高めてしまうことになりかねません。
〇詰問は解決策を提供しない:
詰問は問題や失敗を指摘することが多いですが、解決策を提供することはほとんどありません。
なので、解決策を提供しなければ、詰問された人はどのように改善すればよいかわからず、成長することができません。
〇相手の能力や状況を考慮しない:
詰問は、相手の能力や状況を考慮せずに行われることがあります。
相手の能力や状況を理解し、適切なフィードバックを提供しなければ、成長につながることはありません。
以上のように、詰問だけでは人は成長することができません。
では、どうしたら良いか?
建設的なフィードバック。
相手の能力や状況を考慮した上で指導やアドバイスを行うことが、成長につながると言えます。
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その方法として、具体的には以下のような方法があります。
今回は、キーワードだけでも覚えておいていただけると嬉しいです。
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↓ ↓ ↓ ↓ ↓
建設的なフィードバックの方法について
☑相手の能力や状況を理解する
相手がどのような能力や状況にあるかを理解してあげてください。
そして、相手に合わせた適切なフィードバックを提供すること。
☑問題点を指摘する
問題点を指摘する際は、感情的にならず、事実ベースで問題点にのみフォーカスして対話の中で指摘します。
しかし、問題点を指摘するだけでは不十分です。
解決策や具体的なアクションプランを提供することが必要です。
☑失敗を許容する
誰でも失敗することがあります。
失敗をした相手を厳しく非難するのではなく、誤りを許容することが重要です。
自分自身の人間の器も大きくしてくれます。
誤りを許容することで、相手がリラックスし、改善に向けた前向きな姿勢を保つことができます。
☑常に前向きな姿勢をキープする
フィードバックを提供する際は、常に前向きな姿勢を保つことが重要です。
相手を励ます言葉をかけ、成長に向けた前向きな姿勢を促すことができます。
以上のように、相手の能力や状況を考慮した上で、問題点を指摘し、具体的なアドバイスを提供することが、成長につながるフィードバックの提供方法です。
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最後に
ついつい使ってしまっているのが「詰問」です。
会社の上司という立場の人だけでなく、友達関係や親子関係の中でも思い当たることがあると思います。
詰問は極力使わない。
「使わないに越したことはない」ということを理解していただけたと思います。
そして、「建設的なフィードバック」の方法を使って、まわりの大事な人との良好な関係作りに役立てていただけたら嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
えんやでした。