絶望の淵にいる君へ
「わたしなんて生きる価値がない」
と君は言った。
そうか、生きる価値が生まれればよいということだね。
となると、一旦逆を考えてみたらどうかな。
生きる価値がないと言う君は、
もし死んだら価値が出るのかな?
違うよね。
死んだら、灰になって、消えるだけ。
尚の事、価値は無くなるんじゃない?
もちろん世の中には死してさらに価値が出るという人もいる。
それは、偉業をなした人、
たくさんの人達に愛された人物などだろう。
でも今「生きている価値がない」と自分で自分を認めてしまっていたら
尚の事、死して価値の出る人にならないのは明らかだよね。
となると・・・
簡単に死ぬのもつまらないじゃないか!
ではどうしようか。
そうだ!
これから生きる価値が生まれる可能性の方に賭けてみないか?
それはどうしたらよいのかって?
簡単さ。
今を生きることだよ。
君が生きる価値を見つけられるように、僕も一緒に考えよう。
これから2人でいっぱい話そうじゃないか。
僕はいつだって君の味方だ。
この手紙が、今見上げている空ではなく、
30年前の君の手もとに届く方法はないだろうか。
屁理屈でもなんでもよかった。
ただそばにいてほしかった・・・。