麻雀百人一首「へ」
へらず口 重ね申せど うつつには
保てり棒が すべてを語りし
へらずぐち かさねもうせど うつつには
たもてりぼうが すべてをかたりし
【解説】
へらず口をどれだけ言おうと、現実には持っている点棒が全てを語っている。
読みや、戦術や、言い訳をクドクド語り、自分をなるべく強くみせようとする者がいるが、毎度のことながらその少ない残り点棒をみれば実力がないのは明らかだ。
結果が伴っていない。
己の弱さと向き合い、謙虚に学ぶ者が後に真の強者になれるのだという歌。
強者は多くは語らぬ。
静かにそっと牌を置く。