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テレビ宝箱#警視庁捜査一課長
朝日放送 木曜日ミステリーで放送される刑事ドラマです
何度もシーズンを迎えていて、パターンは決まっていますが、女性に優しい印象を受けます
女性刑事の活躍が素晴らしく、シーズンごとやSPで様々な特技を持つ女性刑事たちが、過去の経験を糧に事件を解決していきます
ナイツの塙さん演じる、捜査一課長の公用車運転担当のブランク刑事はラテアートが得意で家庭的ですし、
女性の上司も多く登用しています
内藤剛志さん演じる大岩捜査一課長は奥さんにいつも感謝の言葉を口にしますし、
刑事=家庭は二の次というイメージを払拭しているドラマです
かといって、現場は体育会系で、捜査一課長筆頭に事件が起きれば縦一線にキビキビ働きます
捜査方法は総出で泥臭いタイプです
礼儀正しく、言葉選びも美しいです
捜査一課長の決めセリフ、
「必ず、ホシをあげる!」の後の返事も
「はい!!」と、
毎回はきはき清々しくて、一丸となって事件を解決するぞ感が満々です
笹川刑事部長とのやり取りも楽しいし、そこから事件の謎を解くきっかけになったりします
小山田管理官のネクタイもツッコミどころ満載です
シーズン2の公用車運転担当刑事は田中圭さん演じる刑部刑事でした
この刑部さんがまた女性に優しいんです
ある事件で、左遷された年配女性が殺人事件に巻き込まれ、犯人に仕立てられようとしていました
結果、真犯人は同じ会社の男性だったのですが、その人が、左遷されても自分にも部下にも厳しく真面目に働いている年配女性を見下したような発言をした時に、刑部さんが、
「女性は働いているだけで美しいのに、その素晴らしさが分からないなんて」
という、普通なら歯が浮くようなセリフを平然と言うのです
世知辛い現実社会では到底聞くことのない言葉です
優しい、キビキビ、清々しい、きれいな言葉遣い…
最初は気恥ずかしいなあ、
んな訳ないやんと思っていたのですが、
何度も見ている内に、だんだんそれが心地よくなってくるのです
疲れて風呂に入れず、寝てしまった次の日の朝に暖かいシャワーを浴びたような、
社会で汚れちまった心が洗いながされて、さっぱりするような、
脳から幸福物質が出てきて、ジーンキューンとなって、
シーズンが始まると見ないではいられない、
中毒性のあるドラマです
あくまで個人の見解です
いつかのシーズンで刑部さんが出世して戻ってきて、また歯の浮くような優しいセリフを平然と言ってほしい
完璧な大岩さん夫婦が、ささいなことでの夫婦ゲンカを一度でいいから見てみたい
(でもすぐ仲直りする)
と、秘かに願いながら見ています
この王道路線が外れない限り、見ることをやめられないでしょう
最後まで読んでいただきありがとうございました
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