#大河原邦男 デザイン・ノート(Animage 1982年3月号 付録)
昭和57年3月10日発行『Animage/アニメージュ』第1付録の「大河原邦男デザイン・ノート」を、とあるフリーマーケットで300円にて、購入した。売り手は、ジョジョのスタンド❝メタリカ❞のワンポイント傷メイクを手の甲にしてくれたかたである。
「大河原邦男って誰ですか?」
汚れがつかないよう、ジップロック的なもので丁寧に包まれた冊子を手にとりながらわたしはそうこぼした。「えっ……」絶句、というかんじの声がもれる。すぐにアッ、やらかしたんだなとおもったわたしは「すみません、きっとかなり有名なかたなんでしょうけど、本当に疎くて」と慌てた。
ロボットアニメを目にすることはあっても、誰がつくっているか?までは気にしないほうで、たとえば「新世紀エヴァンゲリオン」の生みの親である庵野秀明さんにしても、「嫁さんが安野モヨコのひと」とか「監督不行届の監督くん本人」みたいなところから知った、というゆるさ。クリエイターに目を向けない人生ってつまらないかも、と気づいたのがわりと最近なので、じぶんなりにゆっくりお勉強していくということで。
雑誌付録の小冊子(手のひらサイズ)だし、巷に出回ることがなさそうな一品。こういうの、同じジャンルの古本がいっぱいあるところで見ても絶対スルーしてしまうんだけど、そうじゃないところにポンと置かれてると気になってしょうがない。こんなこと言ってると、すきなひとにはめちゃくちゃ怒られるんだろうな。
出回ってなさそうとおもいながら、ウェブ検索で「大河原邦男 デザインノート」と打ってみる。さくっとYahoo!オークションがヒットしてしまい、他にも保存してるひといるんだなあと驚く。即決価格3,000円、入札なしで1,620円や1,980円など。……これ、noteでページ中身を公開しようとおもってるんだけど大丈夫だろうか。じぶんがいろいろ調べながらわかったことを「ふーん、なるほど」ってブツブツいいながらメモるつもり。ハッシュタグは随時更新されていくといいなあ、という。
■■■記事をちょいちょい追加していく予定■■
現状のラインナップ
■『太陽の牙ダグラム』(Wikipedia)テレビ東京・全75話。1981~1983年
ファミコン8bit版のゲーム音楽(さらばやさしき日々よ)を先に聴いてしまって、物語がまったく分からないけど「孤独を抱えた主人公が戦う意味を胸に秘めてゆく」的な感じなのかなと。歌詞をみると「己つなぐ鎖たちきり/心しばる闇をきりさく/光の戦士ダグラム/めざせはるかな地平/さらばやっしき日々よ/もう戻れない/もう帰れない/太陽の牙ダグラム」なのであながちまちがってもいないんじゃないか、という……。
「大河原邦男デザイン・ノート」に、「ダグラムの顔がないという点ではかなり思いきっています。スポンサーのタカラさんも顔がなくていいと認めてくれたものですから……いままで同じことをやりたくないという気持ちもあり、できればこういう形もあるということを見てほしかったんです。(中略)いままでひきずってきたものを飛びこえるデザインじゃなかったものですから、それで勝手に自由にやれということで2枚ぐらい出したんですが、その1枚がダグラムの元だったんですね」とあった。
Wikipediaの情報と照らし合わせてみると、大河原さんとしては「顔は戦闘ヘリコプターの風防」。なるほどねとおもったけど、とあるアニメ雑誌からは「頭部がコックピットであることを揶揄して」いじりがすごかったようで、昔っからそういうあげ足取りなツッコミをしちゃうせひとっていうのは一定数いたんだろうなと。第1話はバンダイチャンネルで無料視聴ができる。月額1,080円で登録すれば見放題か~ッ!迷う。
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