職場の嫌われ者
仕事場というのは、和気あいあいとやりたいものだ。
今日の何時までに全て仕事を済ませなければならない。
そういう事が毎日無ければ、可能かもしれない。
私が働いている職場に嫌な先輩がいた。
嫌いでした。
私と一緒に組む同僚も
「あの人がいるから、辞めたい」
とボヤいていました。
とにかく気に入った人間以外にはきついんです。
だけど、私の直属という訳じゃないので接する時は無礼にならないように話し、敬っていました。しかし、毎日仕事場で挨拶をしても一度も返事を返してくれませんでした。M田さんです。
しかし、なんやかんやあってクビ?になりました。
暫くして、かなり暫くしてから気付きました。
そういう存在って仕事を進める場では重要なんだと。
私が上に立つ時、Mihoさんみたいにならないように気を使いました。
新人に気を使いまくりました。
で、どうなったかというと
タメ口は当たり前。
嫌な仕事は私に平気で押し付けて帰ろうとする。
もう、だらけたムードになってしまいました。
必要だったのです。
初めてそれに気づいたのです。
リモラブというドラマでも
「嫌われるなんて、しょうがない。気にしない。それで良いんだ」
という話しが最後の方でありました。
部下が悪口を言おうが、仕事が上手くいかないと会社ではなくなる。
悪役はどこでも必要なんだ。
だから、沢山の会社があり、きっとそれぞれに
「あの人厳しくてヤダ。嫌い。」
という存在があるとしても
本人も辛いかもしれないし
集団をまとめるためには必要なんだ
と思うようになりました。
Mihoさんから私に
パワハラは毎日ありましたよ。
「やめちゃって良いよ」
とかね。
耐えられるかどうかですね……
私は鍛えられました。
厳しい事も言うようになりました。
職場の嫌われものが1人でもいないと
仕事にならないからです。
私が嫌われ者になりました。
だからといって、言っちゃいけない事は言わないようにしてますよ。
今でも。