世の中がすっかりきな臭くなりましたが、またドラマの感想文

＊「となりのチカラ」ネタバレありなので知りたくない人は読まないで下さい。

「となりのチカラ」
の第一回目
チカラにむかって管理人が
「あそこに住んでるのは少年Aなんですよ」
と上条という人間が住む部屋を指差す。

それ以来、普通にびびりの所もあるチカラ君は上条の事を気にしていた。

「あっあの人今日はUber Eatsの格好をしているから、アルバイトをしてるんだな」

と、びびりながらも様子を見て、声もかける。
だが上条の態度は変わっていた。
全く愛想が無い。
それでもチカラは数々のエピソードの間に上条に声をかけて
先週は上条の就職先が本決まりになったという事を知り、大学に合格した子と一緒にみんなでお祝いをする。
「おめでとう！就職決まっておめでとう！！」

そして第五回目

上条は少年AだったというSNSが出回る。
それを見た占い師は、知り合い全員にそれを知らせる。

何年も前に子供を連続して殺した少年A
その人物の本名は分かっていないのだが。

緊急時にすぐチカラは気付き、
気づくと放っておけないチカラ。
自分の奥さんが
「あんな人と絶対に遊ばせない！」
と子供達に言い、
娘はSNSや噂を信じるなんてそんなのおかしいということを自分の母親に言う。

上条が公園を通りかかっただけで公園で遊んでいた親子が上条を避けるようにして固まる。

チカラは上条に、
「本当はどうなの…」
という事を聞くと少年院に入ってましたという事だけを聞かされる。(他の事は言いたくないという話し)

その話しを管理人に話してしまったチカラ。
いよいよ管理人は
「絶対にあいつだ！」
と確信を持つ。
尚且つ、上条のゴミ袋を探し中まで調べようとする。

上条がスーツを着て働いていないので
チカラは気になり事情を聞くと
「会社に変な電話が入ってクビになりました」
という事だった。

そして管理人から暴力までふるわれ、しかし上条は抵抗をしないで入院。

そこで上条の保護士とチカラが話す事になり、上条の身の上が分かる。

何故感情表現が不可能になったのか→母親からの虐待に耐えるため
何故少年院に入ったのか→集団によるいじめに合い、あやまってその子供を殺してしまった。

噂は全くの嘘では無い。
しかし、管理人にとっては人違いだった。
管理人は少年Aに家族を殺されていた。

チカラは２人の間に立ち
マンションの仲間の力も借り
幸せな結果に導く。

＊笑うことが難しい上条

＊管理人さん
この人も辛い目にあっていました。実は少年保護法の存在が被害者家族を苦しませているという問題はあるし、
更に特定班が出現してそれも問題になっている。

だけどね…
脚本家は上条の感情を無いキャラクターにしたからここで終わったのですけど

普通は怒ります。怒らなきゃいけないんです。
管理人に。
業務を利用して、ゴミを漁り時には上条の部屋まで探っていた。
SNSで「こいつは少年Aだよ」
という拡散をしたのも管理人だった。

「(少年Aじゃなくて)ごめんよ～！(泣)」
とその管理人は言うのですが
まだ少年Aをあきらめていない様子…
なのでチカラは諭すのでした。

＊チカラ君も辛い過去があり。

犯罪被害者(家族)
   vs
犯罪加害者

    ＝

被害者が加害者になった。

(間違えちゃった)

うわ～この設定今までに無い
けれどありそう～！！
という話しでした。

犯罪被害者だからという事で
「じゃあしょうがない」
っていうのもおかしい。

難しい就職を変な電話で、だい無しにしたのも管理人だよ？
何が良い人だ～～！
と思いました。
賠償金をはらった方が良いほど管理人は上条に加害行為をしてる。

たとえ他の人には良い人だって
するんですよ。
犯罪者ってそういう場合がありますよ。

見かけだけだと、上条の方が怪しくみえるから…過去に色々あって暗い感じになってしまっただけなんですけど。

実際に上条が少年Aだったとしても、上条が就職しようとしたらクビにさせるとか、マンションから追い出すというのは
次にどういう展開になるの？

と考えたら

人はやれるんですか？

やれるの？

あなたは
人を裁ける裁判官ですか？

裁判官じゃないでしょう。

普通の人でしょう。