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【#否定科学】Introduction:「否定」とは

 皆さん、こんにちは_(._.)_
 この度、イメージクリエイションラボは、2021年4月1日より「否定科学研究所」として、あらゆる物事に対して「否定」という概念を掛け合わせ、イメージクリエイションラボ本来のポリシーである「※想像することを創造する科学」から派生して言語化していくこととします。

 否定というと、イメージとしては基本的にネガティブなものだと捉えられがちですが、これを否定科学研究所は「一概にそうとは限らない、多様性を含むワード」であることを示していきます。

 当研究により述べられる内容は主に社会学的な観点で言語化されるものであり、なおかつ、誰にでも根深く関係する命題、それが#否定科学です。皆さんと一緒に、否定とは何かを深堀りしていき、思考回路を開拓していけたらと考えています。

 さて、本日、私たちは「否定の国」に到着しました。旅に出たあの日から、一体どれだけの距離を歩き、どれほどの価値観や概念に遭遇し、どんなことについて思考を巡らせてきたか、今となってはその全てを思い返すにはあまりに膨大な記憶。

 しかしそれも、あなたが今こうして生きていること、これまで生き続けてきたことで、必ず脳内に蓄積され、思考回路として残っています。人が生きるということは、記憶の蓄積と同時に、忘却も繰り返されています。

 現時点で、あなたが思い返すことのできる記憶は、その全てがあなたにとって大切なものばかりで、そうでない記憶については脳が自動的にDelete(=削除)してくれています。

 時系列で言うところの「過去」「現在」「未来」、人が誰かを否定する時というのは、必ずこの3つのうちどれか、もしくは全てを否定します。

※あなたは、自分以外の誰かに「あなたの過去を否定されたこと」はありますか?

 事、過去の否定に関して言えば、過ぎてしまった日々の出来事への否定であるため、否定された側は今更どうしようもない。そうした、今更どうしようもない過去のことをズケズケと否定する人間というのは根っからの卑怯者で、恨み癖や嫉み癖の強い性格というのが相場でしょう。

 同時に、そういう人間は、臆病者でもあるため、自分に自信がない人ほど他人の過去を否定して悦に浸ろうとします。残念ながらこれは人のみに留まらず、組織、社会、国家など、規模に関係なくそうした性質に染まることもあります。タレントや芸能人や国会議員などがメディアによって槍玉に挙げられることの多いこの日本では、ウンザリするほど常態化してしまっていますね?

 いつからか日本という国は、数の暴力を良しとし、卑怯で、陰湿で、大衆心理を煽り、非難される側の人間が二度と立ち上がれなくなるまで叩き潰すことがあたかも「仕方のないこと」のように、誰も制御できないほどに暴走しやすい国となってしまいました。今や人の命を容易に奪うまでに悪化しています。

 人の尊厳を徹底的に破壊するには、精神への脅威的ダメージとなる「過去の否定」。そのことを知ってか知らずか、他人の過去を攻撃して面白がる人間の人格は常に疑ってかかるべきでしょう。

※あなたは、自分以外の誰かに「あなたの現在を否定されたこと」はありますか?

 現在のあなたにまつわるどんなことも、否定されたら一旦深呼吸をして、相手が何を言わんとしているのかをじっくりと耳を傾けて聞いてみてください。

 他者による現在のあなたへの否定は、大別して3つのタイプがあると考えられます。一つ目は、真にあなたのためを想ってする否定。二つ目は、純粋に考え方の相違からくる否定。そして三つ目は、何の根拠もないほとんど言いがかりに近い攻撃的否定。

 相手がどういうつもりで現在の自分を否定してくるのか、それは本人がどう感じ取るかによって受け止め方も変わってきます。

 では、どうすればいいのか。答えは、相手がどういうつもりで否定してきたとしても、現在の自分の考え方や選択に対して否定した相手に対して「(強引にでも)感謝できる」人は、相手の思惑を無効化できます。

 もっとも、真にあなたのためを想って否定してくれた人の言葉の質は、厳しくも思いやりが感じられるものですから、基本的に感謝してしっかり聞くことで、間違いなくあなたのためになるのです。

 相手がどういうつもりで否定して来ようとも、わざわざそのために時間を作り、言葉を発してくれる人の存在というのは、全くそういう人たちがいないよりもずっと良いことだと思うほうが、現在の自分の幸福度が下がるのを避けることにも繋がるでしょう。

※あなたは、自分以外の誰かに「あなたの未来を否定されたこと」はありますか?

 現在の自分に対する否定と未来の自分に対する否定は同じような認識でいいと思います。

 あなたの未来に対し、あなたのためを想って否定する人、考え方の相違から否定する人、何の根拠もないほとんど言いがかりに近い攻撃的否定をする人、いると思います。

 しかし、あなたの未来に対する否定については、否定する側の人がどんなつもりで否定しようとも、確証がない未来のことですから、真に受けるのではなく、聞くだけ聞いておくに留めておくことがいいかもしれません。

 多くの人は、自らの人生経験に則して否定するしかできません。自分が経験していないことに対して否定するには、よほどその分野に精通していないとなかなかできることではありません。

 以上、時系列に沿って否定の性質を読み解いてみました。ですが、これは否定そのものの基本的な意味に対する理解に過ぎません。否定とはもっと奥深いものなのです。

 気になる方は、次回更新を楽しみにしていてくださいね(・∀・)ちゃお♬



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