「会社で飲み会したいから、ビールつくろう。」銀行員がクラフトビールをつくる話(その1)
4th place lab2期生&運営サポートのたかあきです!
私たち4th place labは会社員が自分のWILLをもとにして、会社の枠や肩書にとらわれることなく、自分の想いをカタチにしたマイプロジェクトをつくって試す実験室です。
そんな4th place labにたずさわりながら平日は銀行員として働く私ですが、自分が現在取り組んでいるマイプロジェクトの記録をnoteに残そうと思い今回の記事を書いています。
飲み会したいから、ビールをつくろう
さて、みなさんは会社の人と飲み会をしようと思ったらまず何からしますか?
メンバーあつめ?
お店選び?
日程調整?
わたしは「ビールをつくる」ところからスタートしました。
プロジェクトのきっかけは昨年、ローンディールさんのとあるリリースを目にしたところから始まります。
組織のWILLをクラフトビールに変換して五感で楽しむ…普段は会社の飲み会とか敬遠しがちな私ですが、これなら会社のみんなと楽しくコミュニケーションできそう!と、ワクワクした気持ちが湧いてきました。
「会社で飲み会したいから、ビールつくろう。」そう決心した瞬間でした。(浅い)
仲間集め
ひとまずクラフトビールをつくるという目標が決まったので、次は協力者を探します。まずは予算の確保です。
クラフトビールメーカーに依頼して、最小150Lのタンクを使用すると400本くらいのビールをつくることになります。金額にすると15万円くらいでしょうか。個人でいきなり負担するにはだいぶ躊躇する額です。
なので、できれば企画主旨に賛同してくれる社内の部署を巻き込みたいところ。
私の部署は営業部門なので何となくそぐわない。社員同士のコミュニケーション機会をつくることが目的だから人事部…?などと考えながら、最終的に相談を持ち掛けたのは社員組合でした。
当社の社員組合は以前から社員のコミュニケーションを促進するレクリエーション(ボーリング大会やいちご狩りなど)を企画しており、なおかつ一般社員からの企画持込も受け入れてくれる懐の深さがあります。
早速企画の趣旨をまとめて担当者へチャットで提案を送りました。するとすぐに「やりましょう!」と快諾の返事が!
パトロンを確保して一歩前進です。
その後、企画に賛同してくれた組合執行部メンバー2人と若手の一般社員と私の4人で、正式にビールづくりのプロジェクトがスタートしました。
社内の仲間集めができたので、次はこの企画に協力してくれそうなクラフトビールの醸造所を探します。
クラフトビールメーカー探し
私が暮らす石川県には4つのクラフトビール醸造所があります。(https://craftbeer-ishikawa.com/)
どのメーカーも個性的で美味しいクラフトビール造りをしているので悩みましたが、金澤ブルワリーという会社がオリジナルビールの製造体験も提供しているということを知り、声をかけてみることにしました。
会社へ電話をかけてアポイントをとり、社内のメンバーと一緒に金澤ブルワリーさんへ訪問。社長の鈴森さんへ今回の企画主旨を説明しました。
こちらがOEMを依頼する立場ではあるのですが、緊張して早口で一方的に話す私の話をちゃんと受け止めてくださり、ビールをつくるまでに決めるべきことやスケジュール感など丁寧に教えてくださいました。
また、一緒に話を聞いてくださった社員さんから「こんなスタイルのビールにしたらいいのではないか」「副原料にはこれをつかってはどうか」と色々とアイデアをいただくことができました。
鈴森社長はじめ社員の皆様に快くOKをもらい、ご相談に伺った2023年11月の時点で金澤ブルワリーさんが進めている能登工場の開設準備がある程度落ち着いた段階で着手いただけることとなりました。
ここまできてようやくビール造りに必要な体制が整い、いよいよ具体的な商品企画に入っていきます。
続きは、次回。ではまた!
4th place labでは組織の枠を超えて、個人がチャレンジできるプログラムを提供しています。みなさんも日常を少しだけはみだして、自分のやりたいことをためしてみませんか?
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