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介護 事故対策について

事故対策について

一番大切なキーワードは「権利擁護」

ご利用者はご自身の安楽で健康のためにお金を払い、入所している。

事故が起きてしまうのは、仕方のない事故ももちろんありますが、権利を阻害してしまう。痛い想い、いやな想いをさせてしまった。このように考えていくことがリスクマネジメント、事故の解決に至る本当の根底、視点となります。

これを持つことが「介護職としてのやさしさ」となります。

この気持ちがあれば再発防止の為に要因をきちんと分析し、この時、こうすれば良かった、この時の自分の役割はここであった、環境面は、これが要因であったなど深く考えることに繋がります。

また、全職員は、ここを強く大げさに伝えることが、質を上げることに直結します。

事故報告は犯人探しでは無い、人間だから仕方ないなどの皆さんは理解している件は飛ばして、「権利擁護」の視点と、「怖さ」を持つこと。この二方向を基幹として対策を進めてください。

次に、システムの問題点が上がりますが、正直、これは上記の二つのポイントがあれば何でも良いのです。

どんな優れたシステムであっても意識して遵守しなければ何の意味も持ちません。

しかしシステム創りは当然しておかなければならないのですが、特に大切な視点と実践事項が、追い切りです。

そのシステムを始めて、本当に出来ているのかを確認する。

実は対策を立てることよりも、こちらが本当のリスクマネジメントです。

だから、対策を申し送りに貼り付けているのです。

そうすることで、決められたことを確実に行うような風潮が強まります。

それをするための動機付けが「権利擁護」の視点と、「怖さ」を持つこととなります。

これをどのように伝えますか?

その方法は、深く考えて根拠を知る「準備」と、皆で権利を護ろう!という「熱意」となります。

この二つを大げさに行い、できたスタッフにはスポットライトを当てることで、スタンダードに権利擁護が出来る施設になります。

そうすることで事故が減り、業務の負担が減り、強いてはご利用者とのかかわりやイベント、レクリエーションが出来ることに繋がります。この流れ、フローをいつでも話せるようになることが、介護独特のスキルとなり、それが拡がれば負けない施設になります。

ここを伝えないと、その場しのぎの対策になり労力をかけるだけの意味のない事故報告となります。

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