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疲れの取れ方が5倍変わる!? 日本人にお風呂が大切な3つの理由【女性必見・前編】
皆さん、こんにちは!「日本の病を直す!」YouTubeチャンネルを運営されている、吉野敏明先生の動画、ご覧になったことはありますか?
今回のテーマは「お風呂」。実は、日本人にとってお風呂は、ただ体を洗う場所ではなく、健康を維持するためにとても大切な役割を担っているんです。吉野先生は、お風呂には【水圧】【体温上昇】【浮力】の3つの大きな効果があると言われています。
この記事では、その3つの効果について、わかりやすく解説していきます。
1. 日本人と風呂の深い関係
日本人といえば、世界一のお風呂好き民族。実は、今のように毎日お風呂に入るようになったのは、江戸時代からなんです。それ以前は、岩盤浴や蒸し風呂のようなもの、またはお寺での沐浴が一般的でした。
江戸時代になると、庶民の間で銭湯が大人気に!その理由は、江戸時代が平和で農業も発達し、人々が肉体労働で疲れた体を癒す場所、そして社交の場として銭湯を利用していたからです。なんと、その頃からお風呂の健康効果は知られていたんですね。
さらに、阪神大震災や東北大震災などの災害時には、自衛隊が避難所にお風呂を設置し、被災者の心身を癒しました。また、戦後の高度経済成長期には、肉体労働者のために、建設現場などにお風呂が作られました。これらの歴史的事実からも、お風呂が日本人の健康を支えてきたことがわかりますね。
2. えっ、シャワーは入浴じゃないの?
「入浴」とは、本来「浴槽に浸かること」を指します。つまり、シャワーを浴びるだけでは、本当の意味での「入浴」ではないんです。そして、体を洗うことは入浴の主な目的ではありません。朝のシャワーは、どちらかというと、人と会う前のマナーとしての側面が強いのです。では、本当の入浴の目的とは何でしょうか?
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3. お風呂がもたらす3つのすごい効果
吉野先生によると、お風呂には次の3つの効果があるそうです。
水圧: お風呂に浸かると、体にはなんと約1トンもの水圧がかかります!この水圧によって、ウエストが4~5cmも縮むと言われています。立ち仕事やデスクワークで夕方になると足がむくむのは、ふくらはぎに老廃物が溜まるからです。ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれ、代謝によって発生した乳酸などの老廃物が溜まりやすい場所。しかし、お風呂に入って水圧がかかると、この老廃物がリンパ管や静脈に押し戻され、最終的には腎臓から尿として排出されます。赤ちゃんがお風呂でおしっこをしてしまうのも、水圧が関係しているんですよ。
体温上昇: お風呂に入ると、当然ですが体温が上がります。特に、乳がんのリスクを減らすためには、半身浴よりも全身浴がおすすめ。なぜなら、半身浴では乳房が冷えてしまう可能性があるからです。実は、がん細胞は38.5℃で死滅し始めると言われています。昔の銭湯は44~45℃と、かなり熱かったんですよ。そして、43℃以上のお風呂に継続的に入ることで、平熱を上げ、がんになりにくい体を作ることができます。また、手足の先がいつも冷たい「末梢循環不全」いわゆる「冷え性」に悩む女性も多いですよね。これは「ゴースト血管」といって、血管はあるのに血流が途絶えている状態が原因です。冷え性の改善には、手先や足先だけを温めるのではなく、心臓から全身に血液をしっかりと巡らせることが大切。そのためには、熱いお風呂に入って、体温と血圧を上げることが効果的なんです。
浮力: お風呂に入ると、浮力によって体が軽くなったように感じますよね。この浮力にも健康効果があるのですが、今回の動画では詳しく解説されていませんでした。
4.疲れを5倍取る、お風呂の入り方
では、疲れを効果的に取るためには、どのようにしてお風呂に入ればいいのでしょうか?
吉野先生によると、水圧を最大限に活用するために、できるだけ深くお風呂に浸かることが大切だそうです。昔の五右衛門風呂のように、膝を抱えて入れる深い浴槽は、実はとても理にかなっていたんですね。一方、寝そべって入るタイプの浅い浴槽は、リラックス効果はありますが、疲労回復の点では、深い浴槽に劣ります。半身浴は、上半身が外気にさらされて冷え、乳がんのリスクを高めてしまうので、特に注意が必要です。
現代は昔と違ってシャワー設備も整っていますが、シャワーの歴史は浅く、体の芯から温まるには、やはり湯船に浸かることが重要なのです。
5. Q&Aコーナー
Q. 疲労回復に効果的なお風呂の温度は?
A. 43℃以上の、少し熱めのお風呂がおすすめです。昔の銭湯は44~45℃が一般的で、がん患者さんにはお風呂に入らない人が多いというデータもあります。
Q. 冷え性を改善するにはどうしたらいいですか?
A. 手先や足先だけを温めるのではなく、熱いお風呂に入って体全体の血行を良くし、心臓から血液をしっかり巡らせることが大切です。
まとめ
今回は、吉野先生が提唱する「お風呂の3つの効果」について、前編として「水圧」と「体温上昇」を中心にお伝えしました。お風呂は、日本人の健康を古くから支えてきた、素晴らしい健康習慣です。疲れを効果的に取るためにも、ぜひ、今日からお風呂の入り方を見直してみませんか?
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