甘いもの、パン、牛乳…やめられないのはなぜ?脳の快楽報酬系と4つの毒の秘密
ダイエット中なのに、甘いものについつい手が伸びてしまう…、パンがやめられない…、そんな経験ありませんか?実は、それって「脳の快楽報酬系」が関係しているかもしれません。
脳の快楽報酬系とは、簡単に言うと、私たちを「快感」へと導く脳のシステム。美味しいものを食べた時や楽しいことをした時に、脳内物質「ドーパミン」が分泌され、幸せな気分になる、あの感覚です。
でも、この快楽報酬系、実は落とし穴もあるんです。特定の食べ物にハマりやすく、知らず知らずのうちに「依存症」になってしまう危険性も潜んでいるのです。
特に注意したいのが、私が「4つの毒」と呼んでいる、小麦粉、植物油、乳製品、そして甘いもの。これらの食べ物は、過剰に摂取すると、脳の快楽報酬系を過剰に刺激し、依存症を引き起こす可能性があるのです。
なぜ、4つの毒は快楽報酬系を刺激するの?
例えば、甘いもの。自然界には、精製された砂糖のような強烈な甘みを持つものはほとんど存在しません。私たちの祖先は、木の実や果物などの自然な甘みで、冬の蓄えのためのエネルギーを確保していました。現代では、いつでも手軽に甘いものが手に入るようになり、脳が「もっと欲しい!」と錯覚を起こしやすくなってしまったのです。
小麦粉も、品種改良の歴史の中でグルテンの含有量が増え、依存性を高めています。パンやパスタなど、もちもちとした食感はやみつきになりますが、食べ過ぎには注意が必要です。
脳の快楽報酬系って、どんな仕組み?
私たちの脳には、「A10神経」という神経細胞が存在します。A10神経は、快楽を感じた時に活性化し、ドーパミンを分泌する役割を担っています。ドーパミンは、脳の「前頭前野」という場所に届けられ、私たちに「快感」を感じさせます。
前頭前野は、高度な思考や判断を司る大切な場所。本来、この快楽報酬系は、困難な課題を達成した時などに、ドーパミンを分泌することで、私たちに「達成感」や「喜び」を与え、次の行動へのモチベーションを高めるために存在します。
しかし、4つの毒のような強い刺激にさらされると、このシステムが乱れてしまうのです。本来は生存のために必要な機能だった快楽報酬系が、現代社会では私たちの健康を脅かす存在になっていると言えるでしょう。
戦後の食生活と4つの毒の関係
実は、私たち日本人の食生活が大きく変化したのは、戦後。アメリカの余剰農産物が日本に流れ込み、小麦粉、植物油、乳製品、そして甘いものが、私たちの食卓に並ぶようになりました。給食にも取り入れられ、「体に良い」「頭が良くなる」といったイメージ戦略によって、これらの食べ物が広まっていったのです。
4つの毒から抜け出すには?
まずは、自分が4つの毒にどれくらい依存しているか、振り返ってみましょう。
甘いものがやめられない
パンやパスタが大好き
毎日牛乳を飲んでいる
揚げ物が大好き
当てはまる項目が多いほど、注意が必要です。
4つの毒から抜け出すためには、以下のステップが有効です。
自分の食生活を見直す: 4つの毒をどれくらい摂取しているか、記録してみましょう。
代替食品を探す: 小麦粉の代わりに米粉、白砂糖の代わりに蜂蜜など、体に優しい代替食品を試してみましょう。
ゆっくりと減らしていく: いきなり完全に断つのではなく、徐々に摂取量を減らしていくのが成功の秘訣です。
周りの人に協力を求める: 家族や友人にサポートしてもらうと、より頑張れるはずです。
脳の快楽報酬系は、私たちが健康的に生きていく上で、大切な役割を担っています。4つの毒の摂取量をコントロールし、快楽報酬系を正常に保つことで、心身ともに健康な毎日を送ることができるでしょう。
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