【必見】痛風はプリン体だけじゃない?東洋医学と進化論から紐解く、体からのSOSサインと4つの隠れた毒
痛風の痛み、その原因はプリン体だけじゃない?
「痛風」と聞くと、足の指の付け根がズキズキと激しく痛むイメージがありますよね。一般的には、プリン体を多く含む食品(ビールやウニ、イクラなど)の摂りすぎが原因で、体内に尿酸が溜まってしまう病気、とされています。
でも、「プリン体を控えているのに、なぜか痛風が治らない…」そんな風に悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。実は、痛風の原因はプリン体だけではないのです。今回は、東洋医学の視点と、人類の進化という壮大な視点から、痛風の隠れた原因と、あなたの体からのSOSサインを優しく紐解いていきます。
東洋医学から見た痛風:足の痛みの秘密
東洋医学では、痛風は体全体のバランスが崩れることで起こると考えられています。特に、痛風が起こりやすい足に着目してみると、五行説で言う「土」と「金」のバランスが乱れていることが分かります。
五行説とは、自然界のあらゆるものを「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類する考え方。足は、ちょうど「土」と「金」の場所に位置しています。そして、東洋医学では、骨、関節、髄は五行には属さない「気候の腑」という特別なものとして捉えられています。関節の組織は、発生学的に見ると中胚葉に属し、脾臓と深い関係があります。
この「土」は、体内の「湿」、つまり余分な水分や老廃物を溜め込む性質を表します。「金」は「遮断」を意味し、体内の不要なものを分離する働きを担います。この「土」と「金」のバランスが崩れると、関節に炎症が起こりやすくなると考えられているのです。
痛風の意外な歴史:私たち人類の進化が関係している?
さらに興味深いことに、痛風の歴史は私たち人類の進化と深く関わっているのです。
私たち哺乳類は、タンパク質を分解する際に発生する窒素を、尿素や尿酸といった形で排出します。鳥類や私たち哺乳類は、この尿酸をさらに分解する酵素「ウリカーゼ」を持っていたのですが、人間は進化の過程でこの酵素を失ってしまいました。
なぜ、私たちはこの酵素を失ってしまったのでしょうか?それは、体内の酸化物質を抑制するために、尿酸をより多く体内に貯める必要があったからと考えられています。
実は、約4000万年前、私たち人類はビタミンCを自分で作る遺伝子を失いました。それによって、レトロウイルスという特定のウイルスに対する抵抗力が高まったと考えられています。
さらに、脳が発達するにつれて、より多くの抗酸化物質が必要になり、尿酸がビタミンCの代わりとしてその役割を担うようになったと考えられています。
あなたの体からのSOSサイン:「4つの隠れた毒」とは?
私たちの体は、日々の生活の中で様々なサインを送っています。痛風もその一つですが、実は、食生活に潜む「4毒」が、体の不調を引き起こしている場合も多いのです。これらの毒は、痛風以外にも様々な病気を引き起こす可能性があります。
小麦粉:パン、パスタ、うどん、お菓子など、私たちの身の回りには小麦粉を使った食品があふれています。しかし、小麦粉に含まれるグルテンは、腸内環境を乱しやすく、アレルギーや慢性的な炎症を引き起こす可能性があります。
関連する病気:腸の不調(過敏性腸症候群、リーキーガット症候群)、アレルギー性疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症)、自己免疫疾患(関節リウマチなど)
植物油:サラダ油や揚げ油などの植物油は、酸化しやすく、体内で炎症を引き起こす可能性があります。特に、リノール酸を多く含む油は、体内で炎症性物質を作り出すため、注意が必要です。
関連する病気:動脈硬化、心血管疾患、生活習慣病、炎症性疾患
乳製品:牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品は、カゼインというタンパク質が含まれており、消化しにくく、腸内環境を悪化させる可能性があります。特に、乳糖不耐症の方は、注意が必要です。
関連する病気:消化不良、アレルギー性疾患、皮膚炎、自己免疫疾患
甘いもの:砂糖や人工甘味料を多く含む甘いものは、血糖値を急上昇させやすく、インスリン抵抗性を招きやすいです。過剰な糖分は、体内を酸化させ、炎症を引き起こす可能性があります。
関連する病気:糖尿病、肥満、生活習慣病、認知症
これらの「4つの隠れた毒」を日頃から意識し、摂取量を控えることで、体の中から健康を取り戻すことができます。
痛風と向き合い、より健康な毎日を
痛風は、単にプリン体の問題だけでなく、私たちの進化の過程で獲得したメカニズムや、日々の食生活が複雑に絡み合って発症する病気です。東洋医学の視点と、人類の進化という視点から痛風を捉え直すことで、より根本的な原因が見えてくるかもしれません。
もし、あなたが痛風で悩んでいるなら、食事だけでなく、生活習慣全体を見直すことが大切です。そして、ご自身の体の声に耳を澄ませて、体のSOSサインを見逃さないようにしてくださいね。
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